6・お給料とPDWの解析
ひさーーーしぶりに、飛空艇がやってきました。行商兼私みたいな派遣されてる人のお給料を持ってきてくれます。持ってくるといっても、銀行機能のある情報端末を持ってきて、そこにPDAをかざすだけなのですけどね。
私のお給料は631.78ユロルでした。1年近く滞在してるのかな。多分この村の中で一番高給取りでしょうね。このお金は皆さんがお金を出して組合に依頼して、そこからさっ引いたり国から補助を云々かんぬんして出ているお金なので、大切にしよう。
とりあえず大衆服1着と靴を2足購入。子供サイズ、ぐぬぬー。あ、魔力結晶のかけらと魔力燃料だ、まじまじと触ったことがないんだよね買っておこう。…消耗しちゃう生理用品はいいか。繰り返し使えるやつをいくつか。これで51ユロルくらい。国が援助してるから田舎と都会でそこまで価格差はでない、らしい。1ヶ月のお給料が飛んだけどねー。
「お母ちゃん、この絵本読みたい。」
「これ?これはー…お母さんのお話じゃ駄目かい?」
「これがいいーこれー」
「勘弁しておくれよーお母さんのお話嫌いになっちゃった?」
「そうじゃなくてー」
払えない、のかな。どうしよう。
勉学の時に学んだことでも組合規則でも、施しはするなというのがあるんです。施しはその場限りだし、脳が自分では味わえない高級な快楽を覚えてしまうので。あと、施しは限界がありますから、不公平感が出てしまう。それはどんな事でも同じなんですけど、高級な快楽ですからね…
だから施すのではなくて買うための稼ぐ方法を教えろと。勿論施しをしてる人は世界中にたくさんいると思うのですけど。
かいぎいいいいいい
―かってあたえればーみんなで読み回せば良いじゃない―
―でも意味あるのー?お金は有効的に使わなきゃ―
―自分のお金くらい自分で使いましょうよもうやだー気付け薬買ってーーーー―
―TPRG的には買って貸す、でしょうか。お金取って。―
わかった、ありがと
「気付け薬ってありますか?じゃあ2つ。それと、(ぐい)この本何巻まで出ていましたっけ、2巻ですか。面白いんですよね、はぐるまでがんばるおんなのこ。44ユロルですね。ちゃりーん。まいどどうも。」
「お姉ちゃん買ってくれるの!?」
「い・い・え・これは私が買ったので私の本です。」
「そんなぁ」
「当たり前でしょ!ほら、迷惑になる前に行きますよ。」
「まってそれじゃ私悪い女王になっちゃう。…ごほん、私の本なので、貸すことは出来ます。基礎の勉学を積むそしてみんなで読むと約束するなら貸してあげましょう。どうしますか?」
男の子は目を輝かせて
「わかった!する!だから貸して!」
「怪しい。ちゃんと学びをしているか見に行きますけど良いですか。」
「大丈夫だよ!」
「みんなで読まないと没収ですが良いですか!」
「うん!」
「じゃあ貸しましょう。いいですか、こういうやりとりをするのにも勉学は必要なんです。しっかり読んで十分に学んでください。」
といって本2冊を渡しました。
「ありがとうございますリンカさん」
「私が勝手にやったことなのでお礼はいらないです。それよりも」
「早く稼げる土地になるように開拓しましょう。」
今日も開墾です。今回は林業のお手伝い。枝を落として、使わない木を切り倒して根っこを粉砕し、林に光と次の木が生えるスペースを確保します。この星は2恒星の内大きい方に対してちょっと地軸が傾いているのでちょっと四季があります。冬は寒いので常日頃から薪を確保しないといけないんですよ。こういう端材になるようなやつも切断して薪にしてしまいます。もしくは炭焼きの燃料。
「リンカちゃんいると本当早いねー」
「ありがとうございます。でも今日は手斧の扱いとマナの展開を練習したいので枝取りは手動ですけれども。」
「それも速いよ、たいしたもんだ。」
私の持っている手斧は本当に携帯用で柄が短いので、全長40cmくらいの手斧を借りて練習しています。なんでも勉学です。後でマナ展開近接戦闘の方法も教えて貰いたい。私だとどうしてもああいう戦闘を間近で見ることになりますので…時間稼ぎくらい出来ないと。
「ふーこちら終わりました。」
「おーお疲れさん。たまにマナ展開なしで動いてるか?」
「いえ、あんまり」
「マナも良いが、基礎体力があるのとないのじゃマナのかかり方が違うからな、まあリンカちゃんにはあんまり関係ないだろうが、鍛えておくのも良いことだぞ」
「いえ、私はそんなに上位の島には派遣されないので…そうですね、折を見て運動しておきます」
そそそそそんなわけで木材(予定)をみんなで運びました重いいいいいいい
「ぱたり。私はお亡くなりになりました」
「いきなり無理するからなああははははは」
「煽ったのはみなさんですよ…」
はい、筋肉痛になりながらの休日です…とりあえず使ってませんが神の武器3点セットを磨きましょうね。
最近気がついたんですがこのPDWってやつ、前のグリップが折りたためて、先端の方の筒が伸縮できるんですよね。後ろには延びる部分もあって、肩にでもつけて撃てるようになります。銃でそういうのあったと思いますが、なにぶん斜陽産業のものなのでどの思考も覚えてないという。とにかく、縮んで携帯性がアップして、伸びて撃ちやすくなるんだと思います。
ピストルは…あれ、なんだっけこの引っかかり。あばばばばばばばグリップからなにかおちたあばばばばばばば
あぶない、落とす所でした。思考のみんなありがとう。で、これは…黒くて細長い物体で、白文字で魔素吸収部分って書いてありますね。上部には「吸い取り量・大・中・小・自動」って書き込みと小さなセレクターが。ここグリップの上部との接続できそうな部位ですね。今は…小…ですか。あれで小…自動にしておきましょう。しかし、あれで小。作った人はどんな人なんだ…
となると、PDWにもランチャーにもこういうのありそうですね。探してみましょう。
PDWには後ろの半球面のところの真ん中に押せる所があって、連射速度が変更できました。分2400発撃つそうです。多分1秒で魔素がなくなる。4秒保てるであろう600に変更。グリップには先ほどみたいな機構があって、セレクターがありました。こっちは大中とかに分かれてなくて、無段階調節でした。自動をください。家で撃ったときより魔素は上がっているので5歳児にしてみました。
ランチャー?は基部だけって書いてありましたが、なにがどうなってるのかわからないんですよね。本体がないんじゃどうにも。修理セットか組み立てキットがあればな。魔素吸収はされていたので、グリップ周り調べてみましょうか。
やっぱり吸収部分はありますね。今までと何か違う…かな。まず文字。「ランチャーのHEとAPHE、グレネード弾の種類や属性などなどこまかい所は基部のモニターで切り替えてね。」
文字だけ覚えておきましょう。上部の送り込む部分。あ、他と違う。破損というか作り切れてない。多分。え、私が作れるわけないじゃないの。ええ?
ふーむ、こうなると貰ったもの全てに何か隠されていそうだなあ。ナイフは…ねえっす。頑丈でナイフのお尻の部分でぶっ叩いても壊れなさそうというのと、ナイフの背にあった丸いへこみは親指を乗せて力を入れるものだというのが判明したくらい。鞘はー…押せるね。ぽち。ぱか。開くんですか。中身は…サバイバルキットでしょうか。え、というか凄い量が取り出せるんですけど。もしかして空間拡大?超魔術ですよこれ。えーと、さらにナイフが出てきて、なんか色々ついてる工具、釣り具にロープ、絆創膏に注射キット、ゴムチューブにあの火花が出るってやつ。綿棒…書き切れないですね。紙も入ってる。どれどれ。
「いやー良くここを見つけたわね。貴方の知覚と探究心、目星はえらいっ。基本的に全ての武器道具はコアかそれを加工した魔力結晶(単三電池のあれでも粉でもなんでもいいわ)で直したり加工したり補充できたりするから、有効活用して生き延びてね。救急セットは偉大なものばかりだし、その中の注射キットは四肢欠損でも治すわよ。せっかく調節されて生き延びたんだから、可能な限り生きてね。お願いよ。どっかのきつねしゅうだんより」
……おきつね様が助けてくれたのかな。とりあえず仕舞おう。時間が経っちゃったからランチャーは後でだね。幸い魔力結晶は持ってる。加工した単三電池って、魔力燃料のことかな。
開拓は大変です。牧場の重要な牛を追いかけ回したり、羊を追い込まないといけません。
「ぬおおおおお牛さん戻る時間だよおおおおおおおうーごーいーてー」
「マナつかってそこにいるからそいつぁ動くきねえぞ」
「わたしだってえええええマナがなくてもおおおお」
「150ないようじゃ無理だと思うがなー」
多少ですがマナを使わずに身体を鍛えることをし始めました。あとこういう時間には6思考には適当に魔素を消費して貰うことに。少しずつでもバラバラに活動できるようにすることや、魔素の強化をするためです。おきつね様に生きてって言われたんです、努力します!
「羊さあああああん逃げないでえええええええ」
「どうみても中等部生徒が走り回ってるだけだなありゃ」
わははははは
のどか




