表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/18

5・開墾して領域拡大戦闘

 


 開拓開墾というのは極めて重労働な仕事です。


 木を切り倒し


「おーし、じゃあここから向こうの人がいるとこの木18本を向こう側に切り倒してくれ」


 切り株を引っこ抜き根っこを切り刻み


「じゃあやりますよー、魔法の糸よ、糸鋸になって全てを切り刻め、スクリューマジカルスレッドソー。石や岩は上に出してね」


「こりゃすげえ、切り株から根っこまで粉みじんだ。」


 岩や石を取り除き


「テレキネシス。よいしょっと。ここにおけばいいんですね。」


 硬くなった土地を開墾していくのです


 ―私たち4人でマジカル糸鋸で硬くなった土を軟らかくするわね―


 ―その後何が必要なんだっけ?―


 授業聞いてない思考発見。基本は鍬で掘って鍬で掘って上の土と下の土を撹拌するんだよ、それで土も次第に軟らかくなる。肥料も必要だけど。


 ―C美どう、計算できそう?―


 ―鍬が掘る、鍬が掘る、鍬が掘る……連続して鍬の刃が空気を含むように掘ればよろしいかな?糸鋸の後ろから回転する鍬で撹拌しましょう。三つ叉の鍬の刃が良いわね―


 ―TPRG出番なし―


「それじゃいきまーす…」


 ドドドドドドドドドドドド


「これは凄い。伐採から開墾まで出来ちまうなんて。おいおい俺たちの仕事がなくなっちまうぞ」


「薪作りなら負けねえ!!」


「どんな張り合いだよ!」


 ドッ


「ふへー疲れた。こんな感じでよろしいでしょうか。」


「ああ、細かい所は俺たちがやる。仕事がなくなっちまうんでな。」わははは


 こんなように、開拓開墾は大変なんです。


 毎日辛い開墾を続けている内に7人の団結力が増した気がします。団結しないと何一つ進まないですからね。開拓開墾は団結力なり。


 私も休みの日(といってもこの極めて巨大な星には1日で形容できるような時間の単位がないんですけど。2つの恒星間をなんとか軌道で回っているために日中も長いですし。ま、PDAが24時間と1年を決めてくれますからね)


 ええと、休みの日があって、そういうときは借りた部屋でPDWをいじってます。どうもこっちの技術じゃないんですよね。感知はするのでこれには魔法があるのですが、それがどうなっているのか。慎重に操作した所、分解清掃は出来るのでそれは行ってますが。

 家を廃棄する時に試射したんですが、こっちの魔法の種類じゃない魔法の弾がもの凄い勢いで発射されました。3歳児以下向けの威力じゃない。

 助けてくれた人がよほどの魔道工学を持っていたのでしょう。

 ピストルなるものは、発射原理は恐らくPDWというものと一緒なのですが、連射速度が暴風のごとくあって、すぐにオーバーヒートしました。私の魔素が吹っ飛んだんです。こっちの方が威力があります、PDWは扱いやすいように威力を下げたのでしょう。

 ナイフはマナコートすると刺さらないものがないですね。手斧もそう。いや、摩擦でちゃんと途中で止まりますよ?


 ここら辺は他の人に渡ると怖いのでベルトバックに全部収納しています。PDWもランチャー基部も一緒にヒップポーチに入るコンパクトさ。ヒップポーチがある程度大きいのもありますが、中が見た目より広くなっているというのもあります。ピストルは覆い隠せる収納ポーチがバックに付属していました。ベルトに通せる付属ポーチがめちゃ多いベルトでした…



 さて、島です。

 この島は資源が多くて土地も広く、質は良い島なのですが、地上に近い中低高度に浮かんでおり、モンスターが結構強いんです。駆逐できれば周辺の島を集積して合体させている採取島に組み込まれること間違いなしだと思うのですが。こうやって組み込んで合体させて国を広くするんだそうです。


 それた。その強いモンスターから身を守るために防壁を作らないといけません。この魔道近世~近代の時代に防壁とか時代遅れも甚だしいのですが、実際モンスターにはききます。柵でも効果があります。


 なので、今日は広げた土地の向こう側に柵を設置するのです。前日にピストルとPDWを磨いておきました。生物を殺すイメージも。…少し動揺しました。



「さて、本日は柵を設置しにいくぞい。知ってると思うが柵は囲い込みきらないと効果がない。何人か死者も出ると思うが、ここを我らのものにして耕作地を増やそうではないか。頑張ろう。」


 カール団長の静かなかけ声の下、開拓民が一斉に柵を作る地点に移動します。柵作りは総力戦なんだそうです。戦える人は前に、戦えない人は後方で支援を。


 柵を作る地点まで来ました。柵はそんなに難しいものじゃないです。牧場にある横に2本の棒があって「円」←こんな形をしているやつ。ただ、開墾していないので硬いんですよ土地が。だから時間がかかるんだそうです。

 私が柔らかくしていっても良いと思うのですが、私は派遣されてきているので怪我なんてさせられないそうです。信用問題になるとか。おとなしくするしかないですね…

 後方の治癒部隊に回されたので、頑張って治癒します!


 前線では戦闘が始まりました。思考を魔道ドローンの様に飛ばせるので状況がわかります。悪くない?のかな?


 はぁはぁ、緊張で息が上がります。


「おねえちゃん緊張してるの?」


「うん、実戦は初めてだから…」


「やーい弱虫!俺なんかへっちゃらだぜ!」


「うん、本当に弱虫かもしれない。こういうのより土木でみんなの笑顔が見たいよ。」


 ああ、1人が重傷を…運ばれてきます…うう、いさんが…気持ち悪い…腹がえぐれてる…これを目にするのは厳しいよこれ…



「スコットがやられた!治癒を!」


「h、はい!」


 落ち着いて、味方を助けなきゃ。落ち着いて。


「スコットさん、今なおします。直って…治って…筋肉も…組織も…元通りに…」


 スコットさんのえぐれていた腹はすぐに傷が塞がって、綺麗になりました。


「ああ…生きてる…ありがとうリンカさん」


「はい…その…血までは元通りに出来ないので、そういう薬があったらそれをノン…ごめんなさい、おえええええ」


 スコットさんとは反対方向ですが、吐いてしまいました。


「リンカちゃんを後ろに下げて、気付け薬を!これは彼女にとって一番衝撃が大きい行為よ!今後に差し支えるわ!」


 ルイーゼさんが支持をしています。しかし、しかしここで下がったら…


「リンカちゃんとにかく下がって!貴方を壊すわけにはいかないの!違約金払えないのよ!!」





「わかりました。四肢欠損ならあと一回は出来ますから。」



 そうです、私だけの問題じゃないのです。利害関係信用関係が動いてるんです。無理をやってここを滅ぼしちゃ駄目なんです。



 戦闘はまだ続いています。負傷者が続々と運び込まれています。押されているのかな。み、見ようかな…


 ―ここはTPRGの私の出番ね、射出してー定点観測するわ。―


 う、うん。発射

 TRPG子はフヨフヒョト上空に浮いて戦場を俯瞰します。


 ―あと1思考ほしいわね、やだー舞よこの観測頼むわ―


 ―えーいくけどやだー―


 ふよふよ


 何をする気なの?


 ―なにって数学でやったでしょ、曲射砲よ。観測は私とやだーがやるわ。弾道計算はC美と蝶々追う子お願いね―


 ―わかったわ、計算できたら網膜に出すわよ― ―本気になると私凄いんです。蝶々(笑)―


 ―よし、じゃあ3人で合わせて、まずX23Y50,落下角50度で出してみて。弾種は太い炎でいいわ―


 ―計算完了、網膜に出すわ―


 ぽわわわーん、網膜に線が出てきました。これにそうように撃つのね。


 ―合わせるわよ― ―みんなは私、私はみんな!―



 ………よし


「飛べ!!」


 ひゅーーーーん


 どっごーん!



 ―次XXXのYYYRRで―


 ―修正完了、どんどんいくわよ―


「いけ!!」


 ひゅーん


 BAN!


 ―直撃、仕留めた。次、あのデカ物か。まずDDDに―


 ―表示するわ―


「きえて!」


 どーん


 ―修正、ここね―


 ―表示―


「あたれえええ!!!」


「リンカちゃん、まさかここから魔法を当ててるの…?」


 ―デカ物直撃、即死。盛り返したわ。どうする、死体見とく?巻き込みがあるから小物は危なくて狙えないわよ―


 よーーーーーーーーーくみせて。それから治癒にいく。みんなありがとう。


 ―1思考はみんな、みんなは1思考よ―



 その後は死体を生々と見ました。人も死んでるので人も間近で舐めるように。やっぱり耐えられなかったので切り上げて治癒にいきました。心配されたけど気付け薬が利いてるからといって重症患者の治癒を。休みも入れながらですがさっきよりは耐えることが出来ました。



 その後に騒乱の声は聞こえなくなり、前線の人たちが戻ってきました。


「報告だ、柵は設置できた!これでまた開拓開墾できる葉にが増えたぞ!!重症患者もいる、まずはそっちを優先してくれ。」


 わああっと歓声が起こった後速やかに治癒が始まりました。手慣れてる。


「カールさん…」


「あの魔法はリンカだな。あれのお陰で巨大なやつが始末できて一気に盛り返せたよ。ありがとう。」


「…すいません、もっと私が上手くやれていれば…」


「リンカ。」


 カールさんはグーで私の胸を叩き


「いいか、リンカ。おごり高ぶるな。お前はどこまでいっても1人の人間だ、確かにちょっと変わっているかもしれない。だがそれで全てを賄うことなんて出来やしない。昨日は昨日の中でできる限りのこと、今日は今日の中で出来る限界のことをやったんだ。そう、それだけだ。」


「かーるさん…」


 ぐううううっと、胸にしみました。


「よーし、みんな、終わったら死者を弔うキャンプファイヤーだ!フロンティアスピリッツを忘れるな!!」


 その夜は大きなキャンプファイヤーを開いて、ファイヤーの火の中で死んだ人を焼いて弔いました。


 皆さん、どうか安らかに…


**描写が間違っている部分があります。通常TRPG子グループが魔法が落ちた場所を報告して、C美グループがそれを元に方向と角度の修正をして網膜に反映、発射という流れになります。**



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ