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人外転生〜鬼の成り上がり〜  作者: アルゴ・リズム
第一章〜鬼の目覚め〜
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異世界10日目 死闘、決着

学習せずにまた消して、心を酷使しながら書いた10日目後編です。こまめに保存しないとダメだね…

「…《真名覚醒《ネームド・エクシーズ》》…!」


スキルを発動した瞬間、閃光が放たれた。百手巨人《ヘカトンケイル》は閃光をまともに食らったのか、無数にある腕を器用に使って、頭を覆っている。


そんな姿を横目に、光が収まって自分の姿を確認する。


外見は黒色で所々鮮血のような紅い線が走っている。全体的に攻撃特化な姿をしていて、至る所におろし金のように鋭利な突起が行動を阻害しない絶妙な形で生えており、相手に触っただけで削り取れる様になっている。腕には巨大な刃が拳を取り囲むように四本生えている。斬れ味を確かめようと触って見たら簡単に指が落ちてしまった。関節や胸部、頭部は異常に硬いが自在に動く外骨格の様な物が配置されており、防護面でも安心できる。


自分の姿の確認を刹那の間に終わらせ、未だ頭を覆っているままの百手巨人《ヘカトンケイル》に向かって、この形態の時の特殊スキルを使用する。

発動した途端、空模様が激変しゴロゴロと轟音が鳴り響く雷雲が広範囲にわたって空を覆い狙い通りに相手へ雷が落ちる。閃光で眼がやられている最中に雷まで喰らい、怒り狂う百手巨人《ヘカトンケイル》。

あたり無差別に腕が振るわれる。それに伴い衝撃波が辺り一面にばら撒かれる。

無差別に発せられる衝撃波を避けられず、吹き飛ばされる。吹き飛んでいる最中、体勢を整え着地点を見ると、いつの間にか回復していた百手巨人《ヘカトンケイル》がそこに立っており、更にその豪腕で殴り飛ばされる。防御できないままもろに喰らい、遠く離れた地面に巨大なクレーターを作る。さっきとは比べものにならない程にダメージを受けるがスキルの効果+今発動している固有スキルの効果によって瞬時に回復する。


やられてばかりでは居られない、力に任せて百手巨人《ヘカトンケイル》の方へと脚へ力を込める。余りの力に今居る大地が陥没するが、関係無いとばかりに跳ぶ。音を置き去りにして、瞬く間に百手巨人《ヘカトンケイル》に勢い殺さずに殴りかかる。それに反応して膨大な数の腕で自分を守る。表面の腕は貫いたが、肝心の本体には届かなかった。腕の中でもがいていると腕全体で押し潰される。体を包んでいる外殻がミシミシ軋んでいる。このまま潰されては堪らないのでスキルで体を変化させその腕の中から出る。攻撃が防がれ、どうやってダメージを与えようか思案していると百手巨人《ヘカトンケイル》が行動に移す。全ての腕を使ってこちらへと飛んでくる。迎撃しようとして気づいた。体が動かない。その体が動かないまま百手巨人《ヘカトンケイル》の圧倒的質量に押し潰される。咄嗟にスキルでダメージを殺したが、それでも死ぬには充分な傷を受け、三回目の死を迎える。…これで充分か?


すぐに生き返り、途中で思いついた固有スキルの効果を使った作戦が完了する。


その固有スキルとは、最初から持っていた《完全進化《フル・レボリューション》》の攻撃耐性追加効果だ。今、死んだ時のダメージによって、物理攻撃耐性が30%を超えた。これがどういう事か分かるか?

…そう、スキル《肉体変化》の物理ダメージの大幅な(70%)カットの効果と合わせると完全に物理ダメージを無効化する事が出来るようになった訳だ。つまり、もうお前(ヘカトンケイル)は俺に物理攻撃でダメージを与える事が出来なくなると言うことだ。

こんな風に殴られている最中でもペラペラと説明出来る程に余裕がある。


幾ら殴っても微塵も動かない俺に、ようやく殴っても無駄だと理解したのか、今までで見た事が無いスキルを発動させた。

発動し終わり、百手巨人《ヘカトンケイル》の腕に炎が宿る。それが次第に変化していき遂には腕自体が炎そのものになってしまった。その炎の腕で攻撃を開始する。


…流石に予想して無かったわ、炎の腕とか、予想出来るか!


ゴウゴウと燃えさかる腕をギリギリで避ける。放射熱で皮膚が焼けるが気にせずに、天候を操作して雨を降らせる。


これで少しはマシになるだろ。


と、思っていたんだが、炎の色が変わっていき赤から青、青から白と、熱量がどんどん上がっていく。

雨が当たる前に蒸発してあまり意味が無い。むしろ、雨が蒸発する事によって蒸気が霧になり、視界が悪くなる。1m先も見え無い様な濃霧に行動できずにいると、腹に何かが過ぎ去り、ドチャ、と胸から落ちる。…どうやら腹に炎が当たり、焼滅した様だ。何事も無かったかの様に生き返ったが依然進展しないまま時が過ぎる。ふと、ある事を思い出す。鬼系モンスターの召喚だ。これにより打開策を思いつく。


まず大量に炎鬼を召喚する。そいつに自分を攻撃する様に命令する。魂階が違いすぎるせいで、まともにダメージは入らないが、ダメージはダメージの為、少しずつだが炎耐性が上がっていく。炎耐性をあげている合間にも水系の鬼を召喚して特攻を命じる。濃い霧のお蔭で自分の居場所が見つからずに時間が稼げる。

たまに当たるが問題無く生き返り、再開する。


しばらく経ちようやく、炎耐性が100%になる。


それを確認してから雨を止めせる。


どんどん視界が晴れていき、百手巨人《ヘカトンケイル》の姿が見える。


相手もこっちを見つけたのか、凄い速度で向かって来る。


奴と正面から衝突するが、こちらには何のダメージも無い。対して百手巨人《ヘカトンケイル》はまさか当たるとは思っていなかったのか、混乱している。


その隙を狙い、スキル《圧壊重撃》の重撃を多重発動して、百手巨人《ヘカトンケイル》に拳をぶつける。百手巨人《ヘカトンケイル》がバラバラに千切れ飛び、辺り一面が衝撃によって吹き飛ぶ。

数秒遅れて、倒した事を告げるアナウンスが流れる。


ーーー剛百腕焼熱巨人《ヒートメルト・ヘカトンケイル》真名:三面六臂を殺害しました。規定により相手の経験値を徴収します。ーーー


ーーー魔王候補個体を殺害した為、魔王候補個体へ変化します。ーーー


ーーー刄咒羅はLVが39上がった。経験値が最大までたまりました。余った経験値は魔王候補個体の為、固有スキル《魔王の種(ディザスター・シード)》へ吸収されます。規定により進化を始めます。ーーー


ーーー異常種の為、通常進化できませんでした。ーーー


ーーー代わりに、派生異常種へ進化します。ーーー


ーーースキル《肉体変化》が変異しました。スキル《肉体性質変化》へと変わりました。ーーー


ーーースキル《配下召喚》を習得しました。


ーーースキル《物理攻撃無効化》を習得しました。


ーーースキル《炎系攻撃無効化》を習得しました。


ーーー固有スキル《魔王の種(ディザスター・シード)》を習得しました。


ここまで続いた戦いも脳内に流れるアナウンスによって終結する。


と言うか、なったらいいな、位の気持ちでいた魔王候補個体に無事成ることが出来て内心驚く。

まあ、成れたんだから良いと思いなおす。


戦いが終わった事により、スキル《真名覚醒《ネームド・エクシーズ》》を解除する。瞬間今までの疲労がドッと流れ込み、思わず寝転がる。体が動かせなくなり、意識が薄れていく。恐らく、スキルが使えなくなったからだろう。スキルで無理矢理回復して動かしていたからスキルが使えなくなった途端動かなくなったのが良い証拠だ。…こんな軽口を言っているが、ものすごく焦っている。スキルが使えない状態で動けなくなる。ましてや寝てしまう事はなんとしても避けたいところだが、いかんせんなにも出来ないしかも、少しずつ意識もなくなっている。どうしようか悩んでいるうちに疲れがピークに達したのか急速に意識が無くなる。ヤバイと分かってはいても、体が動かない為どうしようも無く、その状態のまま意識がなくなった…






ステータスはどうしようかな〜…なんて

ぶっちゃけプロットからかけ離れてきてるからどうしようか迷い中です。

目標は決めてるから、大丈夫だと信じたい。完結はするので安心して下さい。もしかしたら書き直す事があるかもしれないですが…

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