ルール違反
世の中には決まりというものがある。
守るための決まり蹴落とすための決まり......色々な目的で決まりはつくられる。そして、法律という決まりは国民を魔の手から守るために作られた。
約束事も、互いの信頼を守る他の決まり事。
ええ。その決まりを破った人を裁くのが私の仕事でした。
良心に従い、悪人を裁く。
私はこの仕事に誇りを持っていました。
........なのに
「どうしてこうなった。」
私は今、暗い鉄格子の中で膝を抱えていました。
私が見下してきた人間の巣窟。……そう、私がこれまで『処理』してきたゴミ共と同じ、死刑囚舎房だ
私は逆恨みで嵌められてしまった。
――どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうして
自業自得じゃないか。君たちが勝手に決まりを破り、それを私が裁いただけだ。
別に私じゃなくても良かった。
ああ、なぜだ。私は国に奉仕し、上の物に媚び、生きてきたはず。清く正しく生活してきたのに。
「―――どうして?」
ああ、殺してやる。壊してやる。
私の誇りを、人生を壊した人の人生を壊してやるんだ。
――――また、この手で。




