イツカラダ
いつからだろう。勉強が嫌になったのは。
いつからだろう。学校に行くのが億劫になったのは。
いつからだろう。趣味が苦行になったのは。
いつからだろう。自分が嫌いになったのは。
いつからだろう。自分の名前が思い出せないのは。
いつからだろう。扉の外を見ていないのは。
いつからだろう。親の声を扉越しでしか聞かなくなったのは。
いつからだろう。声が出なくなったのは。
いつからだろう。親の声も聞こえなくなったのは。
いつからだろう。癖になったのは。
いつからだろう。いつ、後悔したら良かったのだろう。
いつ、やる気を出せばよかったのだろう。
いつ、頑張ればよかったのだろう。
いつから?いつ?それとも今?
わからない。ただ、これだけは言える。
俺は屑だ。糞野郎だ。生きる燃えるゴミだ。
「ァ.......ァ.....」
口から漏れるのは小さな呻き声だけ。嫌になる。自分の頬を叩き、喉を殴り、腹を殴り、空っぽの胃袋の中身を床に吐き散らす。
ああ、いつからだ。
いつ、自分の部屋が真っ赤に染まった?
もう何も聞こえない。
もう誰も俺を責めない。殴りつけた身体はもう痛まない。
床に広がった赤が、冷たくなっていく。 いつ、後悔すればよかった?
口からキライな声が漏れる。笑い声だ。
思考の果に........
「――今更、どうでもいいか。」




