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ある日、くまさんに出会った。

 ある日、くまさんに出会いました。

 花咲く森の道、私は村から追い出され、途方に暮れていました。ただでさえ捨て子で居場所がないのに、村にすら居れないのか。と悲しくなりましたが、まあ、良いか。と諦めていました。

 食べ物も自分で手に入れられない。私は子供でした。もし、私が大人ならそこら辺で動物さんでも捕まえればいいと思いますが、非力な子供には厳しかったのです。


 ですが、ある日、くまさんに出会いました。くまさんは私に、

「ついてきなさい」

 とだけ言って私を案内してくれました。くまさんと会話できることは何ら不思議なことではありませんでした。どうしてか、私は動物と話せたのです。


 そうして、くまさんに案内された先にあったのは、一つの巣でした。

 そして、くまさんは葉っぱの上に何かをのせ、こちらへ差し出し、

「食べなさい」

 と、いいました。

 ―――葉っぱの上に乗っていたのは人の左手でした。


 私は喜んで食べました。

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