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ちびっ子ボディのチート令嬢は辺境で幸せを掴む  作者: 紫楼
三章

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142話 カラフルなおはぎはジュリアスさま的には甘すぎる

 夕食にはいつものお肉山盛りやスープ、ピザ、パン色々。

 ちゃんと毎日味にバリエーションがあるんだ。

 手に入る調味料をあの手この手でアレンジしてる。ルルゥの味覚ってどうなってるんだろ。


 今日のお仕事見学を報告しがてら食事は進む。

 ジュリアスさまは私に餌付けをしながらお話も「うんうん」って優しい笑顔で相槌を打ってくれる。

「おチビにナタ投げられたってのが最高~、アイツら自分で狩れるのが楽しくって仕方ないんだよ。まだ森じゃ狩れないだろうからな~」

 セリウスさまが大笑いして言うけど、 びっくりしたんだよ。

 子供たちは木の障害と足場が不安定だとかで狙いが逸れるから森での飛び道具はまだ禁止らしい。

 って言うか!なら私、畑とはいえ結構危なかったんじゃないかな⁉


「逞しくていいのう」

 おおらかさんたちめ。

「さぁ~今日は新作のオヤツですよぉ」

 食後にお餅はな~って思うんだけど、お義母さまなら別腹だしね。

 青いのと黄緑のとちょっと濃い黄色のお豆で作ったきなこのおはぎがドドーンと載せられたお皿がやって来た。

 色合いがおはぎとは思えないんですけど。


 ぜんざいも白いスープ皿に入ってて青いトロトロした液体に泳ぐ丸餅~!

 映えそうだな!!

 食用花とか飾れば可愛いかもな!

 お義母さまが特攻1号になって実食。

「まぁ~まろやか~、お餅にあうわぁ♡」

 お豆の甘さ、気に入ったみたい。

「丸めただけって珍しいね~」

 クラウスさまがおはぎをパクッと一口で食べる。ん~って顔がヘニョってなったから美味しいんだね⁉


 でもね、簡単そうに見えて手間暇はかかるんだぞ~。あんこはこだわったら大変なんだぃ。

「ジュリアスさま?」

「うまいんだが甘さがずっと残るな・・・」


 ジュリアスさまもおはぎを一口で食べたんだけど甘味が口に残るのが気になったみたい。

「じゃぁこれどうぞ」

 出汁とったあとの昆布を煮詰めて塩昆布にしてもらってたの。

 ニックスがあんこと合わせてお鍋に張り付いて作ってくれたんだって。

 捨てない工夫がコックさん的には嬉しいって言ってもらえるから面倒くさそうなこともお願いできるよ。

「昆布か?」

「お口直しに合間に食べると良いのです」

 私も一口。みりんはないから味わいは違うけどちゃんと美味しいのだ。

 しょっぱうま~い。

 おにぎりに入れたい。

「ほう、これならたくさん食べれそうだな」

 えー、甘いのが好きでもあんこは甘み強かったかな~。

 どうもあんこ系は口の中に甘さが残るから、ジュリアスさま的には少しで満足みたい。

 なるほど。甘さにも好みの範囲があるのね。


 ちなみにお義父さまとお義母さまはおはぎを際限なく口に入れてる。

「お豆の甘いのって美味しいわ~♡」

「うむ!腹にたまる感じが良いな」


 ポムたちは口周りをあんこでベタベタにさせなからもりもり頬に詰め込んでる。

 馴染みすぎてもう誰も注意しないんだ。

 あとでサラたちが顔を拭いてあげるんだろう。

 アズライトは黄緑豆のおはぎが気に入ったみたいで塩昆布をたっぷりのっけて食べてる。それはなんか違うような?理にかなってるような?

 食後にルルゥに「明日の朝のパンにあんこ入れて焼いてほしい」ってアンパンとあんこ入り食パンっぽいのをお願いしてみた。


「あらぁ!確かにパンにも使える甘さね!」

 黄緑豆はモンブランみたいなケーキにも使えそうだし、パウンドケーキにいろんなお豆入れても美味しそう~。

 一応なんとなくな簡単レシピを伝えておく。

 ルルゥだけじゃなく他のコックさんたちの目もキラキラしちゃってるから今夜は寝ずに作ってそうで怖いな。

「あのね、ジュリアスさまはあんこのねっとり感がイマイチみたいだからおかず系のパンも焼いてね」

「そうなのね~了解よぅ!色々出すから心配しないでねぇ」


 お部屋に戻って入浴を済ませて。

 夫婦の時間~って言ってもセクシー注意ではなく。

「今日は楽しかったか?」

 髪を乾かしてもらいながらのおしゃべりタイムです。

「はい!子供がたくさんで驚きました」

 子供たちは近隣の工場や農地、騎士さん、使用人さんたちの子供たちが集まってるそう。

 そういった場所が領内の新しく開拓した施設ごとに増えてるそうで。今までは隣近所で数人で集まってる程度だったのが多く集まるからお付き合いが広がってみんなが楽しそうで幸せそうなのが良いと言ってもらえた。

 人付き合いが苦手なタイプなら無理せず個人の作業をしてもらうそうで。

 さすがに子供のうちから引きこもるのは何かあった時に気付かれないからだめだけどって。


「街方面の子供達は教会で勉強を見てもらってるがここらの子たちは親たちが見ているんだ」

 教会でお勉強なんだ。

 街の子達は商人になったり王都に働きに出たりが多いそう。

 農地や工場に親が勤めてる子たちは元は騎士さんの子だったりが多いから騎士や騎士の補佐を目指す子が多いそう。

 でも最近はコックさんが人気職らしい。

「ジュリアスさま、子供たち用におもちゃとかお勉強の道具を作ってみたいです」

 騎士さんでも補佐でもコックさんでも計算が出来た方が応用力が付くと思うし、読み書きのレベルが上がれば指令とか通りよくなったりで良いと思う。

 基礎学力が上がれば領地発展にもお役立ち!


「勉強道具?」

「遊びながら身につくとか覚えやすい勉強法とかなら子供たちが苦じゃなく学べると思うのです」

 説明がうまくできないから現物を作ってから説明したい。


 幼児用に積み木とパカパカ乳母車も作りたいし。

 木の実を数えるのはそろばんをモチーフにおもちゃ作ってみたい。少し大きくなったらそろばんそのものを使うのも良いかも。

 あと九九表。

 んー?インド式ドリルとかのが良いのかな。

 紙が足りないなら黒板でいいかな?石板だっけ?何か使い勝手のいいやつ探さないと。

 まぁお勉強っていうより、あの集まりの中だと遊んで覚える感じの方がいいと思うんだ。


 草や木の実を覚えるのにカルタを作ってっていうのもしてみたいな。

 食べれるか食べれないか、何に使えるかって口伝だと全部伝わらないよ。

「子守りの助けになりそうだな、無理のない範囲でやってみればいい。人手や必要なものがあれば言ってくれればいい」

 うん!ありあまってる貯金を使いたいんだけど今回も使えなさそう。いい還元方法ないかなぁ。


「木工職人さんがいたらいいんですが」

「ああ、引退した連中のなかにもいるだろうから声をかけておこう」

 簡単なものしか頼まないけど良いのかな?

「子供好きの連中は色々手伝いたがるだろうから人手には困らんだろう」

 確かに~。

「子供はいつの間にやら育って狩りをして騎士になってる気がするが騎士以外の職も選べる方がいいだろう。勉強する機会があった方がいいな」

 ジュリアスさまは真剣に検討してくれる。


 貴族の子供くらいしか高等教育受けないから、領地の子達は親と同じお仕事に就く感じなのかしら。

 王国騎士は貴族中心で平民は入れても学園を出てないとダメだったはず。

 辺境騎士団は平民でも入れて腕次第。

 うーん。ある程度読み書き出きないと報告書も書けないし出世できないよね。

 研究職や魔導士も狭き門だけど平民にもチャンスがあるんだから才能ある子を見つけるためにも小学校低学年くらいのお勉強は済ませられたら良いよねぇ。


「子供用のおもちゃというのが気になるから仕上がったら見せて欲しい」

 好奇心が強い!

「明日から午後は物作りをする事にします」

 午前はスパルタ?リックさまの監視でお勉強だから。

「はは、母上とルルゥがお菓子の新作を強請って邪魔しそうだな~」

 お菓子のレシピはもうそんなにないよー。

 いや、おかずもそろそろおしまい~。


「リーシャ、やりたいことはやれば良いが無理だけはしてはいけないぞ」

 相変わらず過保護全開だな。

「楽しくやります♫」

 頭をポンポンされて幸せな気持ちで眠りについたよ。


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