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ちびっ子ボディのチート令嬢は辺境で幸せを掴む  作者: 紫楼
三章

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141話 村の子供たちが超かわいいのです

 子供たちにはいつも通りに過ごしてもらうそうで、それぞれ歳の近い子たちが集まって、幼児たちには肝っ玉かあさんっぽい人、10歳前後の子たちには多少優しげなおじさんたち、少し上の子たちには年配のおじさんが付いてる。

「チビたちは遊んで過ごして、大きいのは簡単な読み書きとお使いが出来る程度になるよう計算教えて、真ん中くらいのは体を使って遊びながら体力つけたり危険回避を教えるんですわ」

 ほー!読み書き計算を教えるんだ。学童保育みたいなやつかな。

 ちっちゃい子たちを覗くと布を丸めたようなお人形遊びか、木彫りの置物を無造作に積んで倒してる感じ。

 なるほど!リ○ちゃんとか動物の家族人形のアレだ。積み木遊びっぽいのもあるんだね。子供のおもちゃはどこも似たようなものか。

 ふむむ。


 お勉強組を見るとテーブルに木の実を並べて数えさせてる感じ。

 どういったお勉強が効率いいんだっけ?小学校の教科書プリーズ。

 でも平民の教育レベルってこんな感じなのかも?

 紙自体はあるけどやっぱり高いし。教科書なんて用意できないよねぇ。教科書も手書きになるし。

 ふむふむ。せっかく人手があって学べる場所があるなら個々の才能を伸ばした方が領地のためになりそうかも。


 なんとか基金とか考える前に自分の手に届く範囲の教育をきちんと整えた方が良いよね。

「リーシャちゃん?どうしたのぉ?」

 いきなり考え込んじゃったからか心配されちゃったらしい。

「えっと、お勉強の場所があって良いなぁって」

「そうなのよ~子供たちだけで自宅でお留守番だと心配だものねぇ」

 今はうまく説明できそうにないので帰ってから考えよう。

 どのみち道具とか揃えないとだし。

 

 大きい子たちは素振りをしたり、体術の訓練?を練習してる。

 日によって外で走ったり、森に行って危険な場所を教えてもらったり、食べるものの採取の仕方を学んだりしてるらしい。

 全員で子供を育ててるみたいなの良いね。


 私も素振りくらいなら出来るかな?って眺めてたら、

「リーシャさまは鍛えて私たちの仕事を取り上げたいのですか?」

ってアランに言われてしまったよ。

 そこまで大きくとらえなくても。

 お義母さまだって鍛えてるみたいだし!


「人には向き不向きがあります。怪我をして後悔することになるので諦めてください」

 ううう!ばっさり!鍛えるの、向いてないって!

「アラン~はっきり言えば良いわけじゃないわよぉ。代替案も出すべきだわぁ」

 お義母さまが嗜め・・・?てくれたのか?


「身体を鍛えるより魔法をコントロールする方が現実的ですね」

 後ろについて来ていたリックさまが案?を出してくれた。

 やっと地面に降ろしてもらえたのですこしホッとした。

「細かな調整が苦手なようですが護身用に使う程度なら多少粗くてもいいでしょう」

 ええ~飛んでくるナタみたいなハラハラ感を周りの人に与えそうでよくなくなくない⁉


「そうねぇ、離れの側にリーシャちゃん用に練習場を作ろうかしら」

「それが良いですね。錬金術も暴発防止に魔力障壁の効果を付与しないとさせられません」

 離れの周りがどんどん開発されていく!

 って言うか錬金術しても良い用に作業場を作ってもらったのにそれでも間に合わないダメなほど心配なの⁉

 地味にダメージ負ったよ。

 別に錬金術できなくてももう良いかも!ちくせう!!ポーションってなんかすごそうだから作ってみたいなってオタが思うの普通じゃん!やれるならやってみたいって思っただけなのに!バカァ!!


「おひめしゃま、どうちたの?」

 めっちゃブルーな気持ちになっていた私のスカートをちょいちょいって小さなおててが引っ張ってる。いつのまにかそばにいたらしい。危ないよ。

「なんでもないよ」

 可愛いおチビさんを抱き上げると柔らかくてお日様の匂いがする。

 癒されるぅ!ぷくぷくほっぺがぽわわんと私の頬に当たっててきゃわわ〜ん☆

 残念ながら私の腕がすぐに限界になったのでお義母さまが笑って引き取ってくれる。

「この子を抱っこして走れるくらいじゃないと素振りしても無駄ですよ」

 アランめ!現実を教えてくれなくていいやい!

「みんな~、オヤツの時間よ~、奥様たちが差し入れてくださったからいただきましょう~」


 3時のおやつタイムらしい。

 お義母さまったらいきなり決めた予定じゃなかったのね。お土産を用意してたなんて~。私も何か用意したかったぞ。

「「「「いただきます!」」」」

 用意されてたのはクッキーとチーズパン。

 ニックスたちが可愛く形を作ってくれたやつだ。


「わー!およめしゃんのおかち!」

「おいちいやつ」

「ルルゥのやつ!」

 お、ルルゥ有名人⁉


「結婚式で頂いたお菓子が印象的で今も子供たちが口に出すんですよ」

「あの日は夢のような思い出で~」

 村の人たちがうっとりした顔で話してくれた。

 私にとっても婚姻式は夢のようだったよ。

「あれはお嫁さまの結婚式だけの特別なお菓子なんだよって言っても、子供たちが納得してくれなくて困ってましまいましてね。ルルゥさまたちがお菓子を持って来てくださってここの料理人に作り方もご指導してくださったんですよ」

 ほわ!アフターケアしてくれたんだ。

「形が違っていても美味しいものを用意してくださったりで」


 まぁ型があればそこまで大変じゃないと思うから見栄えの問題はクリア出来るけど味と食感はルルゥたちレベルは難しい。そこは妥協してもらうしかない。ルルゥは増やせないからね。

「でも花嫁さまのお菓子は幸せの味って思い込んでるらしくて、ルルゥさまのお菓子とはまた違うんだって思ってるんですよ」

 みんな困ったもんだと笑う。

 なんだか申し訳ないことしちゃったかな~。

「うちの下の息子たちが結婚する時はまた用意するから楽しみにしててねぇ」

 あ!セリウスさまとクラウスさまが犠牲になった。

 子供たちのしょんぼり顔が切ないからっていつ結婚するかわからない2人を引き合いにしちゃったよ。

「おくしゃま!とくべちゅなおかち!」

「はなよめしゃま!!またくりゅ!!」

 ええ~!ちいさな子たちが柔らかな頬を持ち上げるように手を当ててにっこり。

「おほほ!」

 そりゃ子供たちが良い思い出にしてくれたなら張り切らずにはいられないよ。でも予定のない結婚は無理でしょー。

 

「お前たち、あーいうのはたまにしか無いから特別なんだよ!」

 おばちゃんたちがなんとか気を逸らしておやつを食べさせてくれた。

「「「おいし~」」」

 コロっと気分が変わったようでみんなニコニコ食べてくれた。

 ルルゥたちが作ってくれたからあの日のお菓子と遜色ないはずだけど思い出補正ってやっぱりあるんだろうなぁ。


 おやつのあとは大人たちの職場環境を覗かせてもらって。

 帰りの馬車ではちょっとぐったり。

「以前は畑もスッカスカでこんなに人も集まってなかったのよ。住居の方で内職するくらいしか仕事もなくて」

 そういえば仕事が少ないって言ってたね。

「みんながかたまって仕事をしていたのは今と一緒だけど、やれることがほとんどないとどうしても元気がなくなっていっちゃって。急に忙しくなっちゃったけどみんないい顔になって良かったわぁ」

 そっか。私の食い意地のせいで農地広げたり工場できたりが迷惑になってないようで安心した。

 屋敷についたのでお義母さまに抱き上げられて玄関に入るとお義父さまにお義母さまごとハグされた。


「おかえりじゃ!」

 お義父さまのギュウはめっちゃ強力だ。グエってなる☆

「もう~息が止まっちゃうわぁ」

 そんなことを言いつつも、お義母さまは幸せそうです。

 一旦部屋に戻ってニーナにお着替え手伝ってもらってから厨房に向かった。


「あらぁリーシャちゃん!お豆準備できてるわよー」

 ぜんざい用はすでに煮込まれてて、お餅もついて置いてある。ルルゥ、全然休んでないよ。

 おはぎ用あんこも炊き上がってるけど塩梅を見て欲しくて待ってたみたい。

 おはぎ用のお餅は半つき。

 簡単レシピでもちゃんと用意してくれてて最高。

 しかし色合い。

 SNS映えか?これは映えるのか?

 青いおはぎとぜんざいは映えんのか⁉


 お豆の味見をしてみるとほくほく感も甘みも大丈夫。やっぱちょっと小豆とは違う気もするけどなんとか美味しい?

 黄緑豆もいい塩梅に炊けてる。黄緑豆はこし餡にしちゃおう。

 あんこを手に持ってお餅を丸めて包む。

 青色と黄緑色に違和感が半端ないけど、仕方なし。


「きなこおはぎはあんこを中に包んだりしても美味しいよ」

「へぇ?」

 ルルゥたちがものすごい速さでおはぎ丸めてる。おはぎ職人みたいだよ!


 そう言えば一緒に赤飯・・・青飯?作ればよかったかな~。まぁいっか。

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