24(−7)
術師さまが私とゴーレムを交互に見比べて「ほうほう」と頷く
「ゴーレムで…ロックハントかぁ…もしかして森にお住まいかな?」
「?…はい、ずっと森の中で生活しております あの…どうしてそう思われたのですか?」
「いやぁ、縁があってね 君のゴーレムに少し手を加えてみたいんだけど…何か思い入れがあったりするかな?」
思い入れ…
私はゴーレムを見つめる
このゴーレムを作ってから一緒に過ごした日々…
皆様を我が家に保護した日から今日までこのゴーレムがずっと側にいた…
そう、私にとってこのゴーレムは…
「特に思い入れとかはないです」
「そうかい?じゃあちょっと借りるね?」
術師さまはそう言ってゴーレムを抱えると歩き出す
私達から丁度岩陰に隠れて見えない位置にゴーレムを下ろす
術師さまがなにやらこちらに向かって片目をつぶる仕草をした
そして恐らくゴーレムに向かって手をかざしているであろう術師さまの目線が徐々に上向いていくのがわかる
やがてこちらに戻ってくる術師さまを追従する形で大きな馬が岩陰から現れた
私の記憶にあるどの馬より一回りは大きく雄々しい
ただよく見ると…いやよく見なくてもそれが生物ではなくゴーレムであると姿形からわかる
「術師さま…あの、これは?」
「確かここまでくるのに途中まで馬車に乗っていたって言ったよね?この子に引かせよう」
そう言うと術師さまは馬のゴーレム…そう、ウマーレムに跨り森の方へと駆けて行く
やはりかなりの重量があるようで、蹄が大地を踏み鳴らす音は姿見えなくなっても聞こえていた




