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異世界のひと  作者: くものひと
32/35

魔法の事を教わる彼女

望んでこの世界に来たわけではない

元の世界に帰りたい


でも良いこともある


常に俯いたり見て見ないふりをせずに済むことだ

なんときれいな世界だろう

とても輝いて見える

なんだったら比喩じゃなく時折本当に輝くものが見える

でも全然怖くない


ノアちゃんに聞いてみたら感心された

感じられる人は多いけど見える人はあまりいないんだって



ノアちゃん曰く、

見える人は総じて強力な魔法や特殊な魔法を使う術師として活躍してきた


きっと未来は賢者様ですよとキラキラと目を輝かせ、ぷにぷにになったほっぺを紅潮させた


そして、

見えるどころか掴んでしまうなんて人もいて、伝説と呼ばれる武具はそういう人の手で作られた

そうやって作られたものは壊れにくいし壊れてもすぐ再生されるし時に使う人の想う通りに変化もする


同じ様にして作られたゴーレムもあり、一目見たいというのがノアちゃんママの願いなんだそうな



私が魔法を使える様になったら一緒に冒険しようねと言ったら「はい!」と元気なお返事が返ってくる



ノアちゃんがゴーレムの取れた腕をくっつける

その作業を眺める陽気なお昼のことだった

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