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第二話 守りたい人

.............


高一から高二になりまして


......なったんだけど、あんまり俺たちは変わっていない


今だってみんなと水族館行こうってなって、向かっている途中


俺は電車に乗って向かっている


休日の朝ということもあって、車内には家族連れやカップルの姿がちらほら見える


電車に揺られながら、窓の外をぼんやり眺めた


ガタンゴトンという一定のリズム


窓の外では、流れる街並みが春の日差しに照らされていた


わかなと愛奈は、なんか用事があるといって先に行ってしまった


「......さてと、多分早すぎたな」


「向こうで時間つぶすか」


そうつぶやき、スマホを開いた


............


ふと、視線の先に由衣を見つけた


(なんだ、他の奴らも早く来てるのか)


...........


(.........後ろのおっさん、何やってるんだ?)


心なしか由衣の顔色も悪い気がする


(.....はぁ、こんな休日に痴漢か)


そう思い、人込みをかき分けて由衣のところへ向かおうとする


けど、


淳平「おい、おっさん、何やってんだ?」


「........!」


(へー淳平、やるじゃんか)


俺は少し、邪魔しないように下がる


男「な、なんだね君!私は忙しいんだ!」


淳平「じゃあ、その手は何してた?」


男「........!」


淳平「騒ぎ立てないだけマシと思え」


淳平「由衣、何も言わなくていい、こいつに何かされた、で合ってるよな?」


由衣が静かにうなずく


淳平「んじゃ、次の駅で駅員さん呼ぶから、一緒に降りてもらおうか」


そういうと、男は何も抵抗しなかった


「.......俺は行かないほうがいいかな」


..........................................................................................


あれから小一時間ほど、俺(淳平)たちは駅員さんに事情を説明した


「............大丈夫か?」


由衣「..........うん、大丈夫」


「そう、ならよかった」


「って、こりゃ集合時間間に合わねえな」


俺はスマホを取り出した


「竜也にラインしねえと」


ラインを送ろうとしたが


竜也『お前が由衣を助けてたのは見てたからな。全員に由衣と淳平は遅れるって伝えといた』


すでに竜也の方からラインをされていた


「ははww流石あいつだな」


竜也『P.S.由衣を助けてるお前、普通にかっこよかったぞ』


思わず笑みがこぼれる


あいつに褒められるなんて、なんだか照れくさい


「さてと、あいつら待たせてるだろうし、行くか」


由衣「...................」


..........................................................................................................................


今、私はよくわからない気持ちに振り回されていた


さっき淳平に痴漢から助けてくれてからだ


淳平を直視できないというか......なんというか


(今までこんなことなかったのに......)


「.........電車、来たね」


淳平「んじゃ、乗ろうぜ!」


「......うん」


......................................................................................


電車に乗る


けど、満員電車だった


淳平「........由衣、ドアのほう行ってくれない?」


「え?........いいけど」


淳平に言われたとおりに、


ドアのほうへ行く


そうすると、淳平は腕を使って私を守ってくれた


(...........!!)


(えちょ......え!?.......)


私はずっと困惑してました


淳平「ごめんな。駅つくまで、こうしてていいか?」


淳平にそう言われたので


コクリ


私はうなずきました


..............


水族館に着くまで、私は何度もその答えを探そうとした


けれど、考えれば考えるほど分からなくなった


淳平は幼馴染で、友達


...........友達


だったら..


こんな気持ち、今まで一度もなかったのに

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