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演劇部の皆さまと私の日常。  作者: 卯侑
夏休み~開始~
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55/56

50 本番

更新、遅くなってしまって申し訳ありませんっ!



「いい?いつもどおりやること。」


梓先輩が一人一人の顔を見ながらいう。

生徒達の声で騒がしい体育館から薄い幕で隔てた舞台上、私達はその中央に集まっていた。


「全校生徒、プラス先生と保護者が来る。でもね、成功しても失敗しても、私達がやってきたことにかわりはないの。」


「プレッシャーは重い。客席からの目線は痛く、緊張もするだろう。役者だけでなく、裏方も同様に。」


琢磨先輩が一つ一つ、噛みしめるように言った。


「失敗してもいい。だから…」


「「「楽しめ!」」」


中Tの言葉を引き継ぐように呟いた。

……全員で。


「分かってんじゃん。」


中Tが嬉しそうに、ニヤリと笑った。


「全員位置に着け!!」


琢磨先輩の合図で、全員が自分の所定位置につく。


「琢磨?そろそろいいか?」


生徒会長が幕の間から顔を出した。


「あぁ。アナウンスよろしくな、会長。」


会長は頷くと、舞台横の司会席に戻っていった。


「プログラムナンバー5、演劇部による劇。題名、人魚と王子。」


ガーッという幕の上がる音、舞台が露わになり、段々と静まる歓声。

私と優壱は目で合図し、フットライトと舞台照明を同時に点灯させた。

ライトがつく直前、緊張や喜び、その他色々な感情の入り混じった顔で……

しかし同時に部員全員がニヤリと笑ったのを感じた。




掛け持ち中の小説に、主人公ちゃんを出しました。

見なくても差し支えありませんが、見ていただければうれしいです。


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