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演劇部の皆さまと私の日常。  作者: 卯侑
事件とイベント、そしてその後。
31/56

27 やっと休憩です。

「やったね!しょうくん!」


「うん!菜穂ちゃん達も速かったね!」


「でもさ、アンカーのしょうくん達に襷が渡るまで二位だったよ、ね?お姉ちゃん。」


「うん、優勝取れるとは思ってなかった!」


千津、菜穂、翔馬くんはまだ興奮が冷めないようです。


そう、ムカデリレーは優勝しちゃいました。凄いよね、勝手に敵意燃やしてる女子も居るのに。こういう時は、団結しちゃうんだもん。


……まぁ、ハッキリ言っちゃうと、アンカーの星くん、翔馬くん、優壱、高橋くん、水樹くん、天野くん達のがんばりのおかげだね。


「おい!優壱、星、翔馬、千津、菜穂、優李!」


「はいはい、中Tどうかした?」


菜穂が軽〜く答えます。顧問だからかな、どうしても先生相手にしている気がしないんだよね。中T以外の呼び名で呼べない(笑)


「もう昼休みだから、早く教室入れよ。お前らだけだぞ?まだ校庭に居るの。」


「ゲ、まじっすか?」


「了解でーす。行こう!」


そのまま流れで、下駄箱へ……。


「お弁当♪お弁当♪ねぇ、ユウリィ!お弁当の具、交換しよーよ!」


「うん。いーよ。」


お弁当交換って、得した気分になれるしね。


「…あっ!!」


いきなり、翔馬くんが叫びました。


「どうしたんだ?翔馬。」


「あ!お前まさか!」


まさか、このノリは!!


「お弁当、忘れた……。」


「またかよ。」×2


優壱と星くんが見事にハモりました。


「またってことは、前にも忘れたことがあるの?」


千津が少し心配そうに言います。優壱と星くんがハモるぐらいだもん。よっぽどだよね。


「翔馬の忘れ物は、イベント事には必須と言ってもいいと思う。」


「ヒドっ!星、ソコまで言う!?」


あー。星くんって毒舌だよね。


「とりあえず、先生に言うか?忘れたヤツ用に教員用弁当は、いくつか余りがあったと思うけど。」


「優壱、やっぱり面倒見いいね。それがなかったら……ごめん、いいところが思いつかない。」


「優李!?」


「コイツの割といい所はソコだな。それ以外は……俺にも分からない。」


「星!?二人ともヒド!!」


自然に笑いにつつまれた。


この後、まだまだ起こるであろうことを考えると、気が滅入るけど笑っているみんなの顔を見ていると、少しだけ心が温まった気がした。




そろそろ先輩だそうかな~と^^

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