28 休憩終了。
「次、大縄だっけ?」
「うん。練習までじかんあるし、放送用テント行かない?曲のリクエストできるかもよ?」
はい。昼休み終了しました。けれど、無事に過ごせたかって言うと、そうではないのです。
勿論、ハプニングはしっかりありました。
1、千津に青木さんがワザとぶつかってきて、お弁当を落とす。
でも、優壱がお弁当をキャッチしたから無事だったけどね。ただし、これにより千津は優壱ファンにも怒りを買っちゃったようです……。哀れや。
2、靴に画鋲が大量に入っていた。
プラスチックケースの中身全部入れたんじゃないかなってぐらいの量でした!!因みに、私の上履きに画鋲を移し替えたからセーフ!その後のごまかしがつらかったけど……。
まぁ、なんとかなったってことです!(`・ω・´ゞ
次は大縄だから、特に無いとは思うけど、まだ油断は出来ないし、気を引き締めて……
「あ!先輩だ!」
いきなり耳に飛び込んできた菜穂の声に、考え事していた私はかなり驚きました……。
それはさておき、どの先輩?と、視線をずらせば。
「ヤッホー!みんな!」
演劇部大集合してました。
何故!?
「なんでみんな集まっているんですか?約束してましたっけ?」
菜穂が‘興味しんしん!’っという顔を作りながら尋ねた。作りながらってところが演劇部だな〜。
「菜穂ちゃんってば〜当たり前でしょ?仲良し部活だからに決まってんじゃん。ね、琢磨?」
「あぁ。」
梓先輩……琢磨先輩は分かっているみたいですけど、私にはよく分かりません。
「えっと、梓がいいたいのは、仲良しなみんなが会ったら、立ち話しちゃうのは当たり前!ってことでしょ?」
「そのとーり!」
「つまり、偶然ですね。」
「優李ちゃんってば冷たい!!ねぇ、みんなは何の種目に出てるの?」
「なら、梓先輩は何に出るんですか?あ、もう終わっちゃいました?」
問われた千津が質問を返すと、梓先輩の周りの気温が下がった気がした。
「私?私は……」
ズーンという効果音が流れた。えっ!?
「ちょっと、何やってるんですか!栞先輩!」
「え?効果音流してる。」
「そんなのみたら分かりますって!」
栞先輩は、CDプレイヤーで効果音を流していた。どこから持ってきたんですか!?
「いや〜、梓先輩の落ち込むお手伝いを♪」
「栞、止めてあげて!梓先輩可哀想!それに、それ放送委員会のでしょ?」
慌てて早苗先輩が止めに入りました……。放送委員会の備品かよ!?ていうか、本当にどこにいても騒がしいなこの部活。
「……結局梓先輩はどうしたんですか?」
聞くに聞けない状態(みんな梓先輩を宥めるのに必死。)なので圭一先輩にこっそり耳打ちした。
「あぁ。あいつ、リレーに出たんだけどな。バトン落としちまって、トップだったのがビリに……まぁ、しょうがないんだけどな。本人がああだから……。」
「あぁ。確かに、引きずるタイプですよね。」
琢磨先輩達が大変そうです。
「ほら梓、元気だせよ!」
「たぁくまぁ〜〜〜!」
おっと、抱き合ってますよこのカップル。
「公共の場で……。」
「バカップルはほっとけほっとけ。優李ちゃん、午後もがんばれよ?しっかり、熱中症対策もしろよ?」
「はーい。」
少し心配性の圭一先輩にいい子のお返事を返しました。
「おーい!一年一組演劇部集合!!練習すっぞ!ほら、お前らもそろそろ解散!」
「わかった〜!ほら、みんな!中Tがうっさいから、行こうよ!」
「あぁ。ほら、翔馬!置いてくぞ!」
「待ってよ!それじゃあ、先輩達に一夜、稔。がんばってね!」
「お前らもがんばれよ!」
「うぃーす!優李!行くぞ!」
「はーい!それじゃあ、先輩もがんばって下さいね!」
「おぅ!また後で。」
私は、今日も部活があればいいのに、なんてバカなことを考えながら、みんなの後を追いかけました。




