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演劇部の皆さまと私の日常。  作者: 卯侑
事件とイベント、そしてその後。
27/56

23 動きあり。

「ただいま。」


「お帰り、ユウリィ。お疲れ様。」


「結局、四位だったけどね。」


「えっと、8クラスだから……8人中でしょう?十分だよ。」


「ありがとう。……あれ?千津は?」


「お姉ちゃん?ついさっき、トイレ行っちゃった。」


「そっか。」


自分の出番を終えたことに安堵しながら周りを見渡すと、石田さんグループもいない……!?




コ・レ・ハ・マ・ズ・イ・!




頭の中が真っ白になった気がした。


「菜穂、私もトイレ行ってくるっ!」


「? 行ってらっしゃい。」


「千津はどこに行った?」


「お姉ちゃん?確か、外のトイレ。ほら、校庭の一番端。校舎内は混むから〜って言ってたよ?」


「分かった!ありがと!」


「うん。がんばってね?」


菜穂が物凄く怪しんでいたのが気になりますが、今はそれより急がねばっ!


そして、私は休む暇もなく、千津の救出に駆け出すことになったのでした……。休みたい!



さてさて、人を掻き分けて着いた女子トイレ。あ!ヤバっ!


「早く!見つかったら意味ないよ!」


「分かってるよ!」


………石田さんのグループでした。隠れたし、見つかって無いよね?千津を庇ってる(やろうとしていることを知っている)ってバレたらやりにくいしね。


さて、気を取り直して行きますか。


「……千津?」


「あ、優李?」


ビンゴ。まだ入っていたようです。


「うん。迎えに来たよ。」


「え?やだな〜優李ったら。学校内だもん。そう簡単には、迷わないよ(笑)」


おっと、良かった。出ようとする前で。……だって。


「どうだろ~ね。もしかしたら、拉致されるかもよ?千津美人だし。」


「そんなわけないじゃん(笑)ちょっと待ってて。すぐに出るから。」


拉致は冗談だけど……監禁はされてますよ?千津さん。


その唯一閉まってる個室の前には、掃除用具が。おそらく、派手'Sの仕業でしょう。


「分かった。待ってる。」


と、言いながらどける。


「お待たせ〜」


と、彼女が出てきたころには完全に片付け終了です。


「じゃあ、行こうか。」


「うん。」


これにて、監禁事件解決!




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