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演劇部の皆さまと私の日常。  作者: 卯侑
事件とイベント、そしてその後。
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「お帰り。混んでた?」


「んーん。全然居なかった。ね?」


「うん。やっぱり、みんな校舎内のトイレ使うんだと思うよ?ほら、やっぱり虫とかイヤだろうし。」


「あ!」


瞬間、千津の顔色がガラッと変わった。


「お姉ちゃん?」


「ハチマキ忘れた……。」


「あーあ。早く行ってきなよ。」


「うん。あれ、無くしたら弁償だもんね。」


「……そっち?」


「お姉ちゃんの場合はね。」


「行ってくる!」


本当にお金には目がないんだな〜。


「えっと、次の種目は………あ!!」


「どうしたの?ユウリィ。」


「用事を思い出した。ちょっと行ってくる!」


「行ってらっしゃい。学年競技までには戻ってきてね〜!」


「は〜い!」


えっと、千津は……いたいた。


「千津!」


「優李!びっくりした!どうしたの?」


「次の種目、800mリレー男子でしょ?席で見なくていいの?」


「え?」


「星くん。出るんでしょ?」


「あ!!」


星くんも優壱も、足が速いから大体のリレー競技には出ているんだ、って自慢げに話していたもん。勿論、優壱が。


千津の表情には焦りと迷い、戸惑いが出ていた。うん、凄い分かり易い。やっぱり恋する乙女だもん。当然見たいよね、好きな人の勇姿は。


「でも、何で……?」


「ん?何でそんなことを言うのか?千津が星くんを好きなのは気づいてたし。偶々、気づいたから言っただけだよ。ハチマキは私が取りに行っておいてあげるから、千津は見に行きなよ。」


私がそう告げると、たちまち笑顔になって


「ありがとうっっ!」


と叫ぶと走っていってしまった。


おー速い速い。流石だね。何でリレーに立候補しなかったんだろう?派手's遠慮したのかな?


ていうか、今日は労働が多いな〜運動不足の私には少しキツい……。校庭の端まで結構あるけど……。


さて、がんばって取りに行きますか。




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