表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
カイルの愉快な冒険  作者: KYO
第一章~風の召喚少年団~
PR
52/59

第五話 攻略!ダンジョンを突破せよ!14

第四層への挑戦

中ボス戦から一夜明けた朝。

風の召喚少年団は、昨日の反省を胸に、再びダンジョンへ向かう準備を整えていた。

クレスが道場の前でシルバー・ストライクを腰に差し、皆を見回した。

「今日は中ボス部屋はリポップ前だから空のはずだ。

そのまま通過して、第四層から挑戦する。

みんな、いいな?」

カイルは三召の首飾りを軽く握り、

ファング・ルビィ・スカーレットを3体同時召喚した状態で頷いた。

「うん。MP管理は昨日より意識するよ。

スカーレットで常に前方索敵するね」

チェスターが弓を肩にかけ、冷静に確認した。

「第四層はまだ未知のエリアだ。

足跡や空気の変化に注意する。

何かあったら即座に伝える」

アネットはメイスとバックラーを構え、

神官戦士見習いらしい落ち着いた声で言った。

「私は前衛寄りの回復を心がけます。

みんなの傷を絶対に放置しないように……」

エレナは風鈴を指で軽く鳴らし、

カイルのすぐ隣に寄り添うように立った。

「……私も、風でみんなの動きを支えるね。

絶対に離れないように……」

クレスが力強く拳を突き出した。

「行こう……僕たちのダンジョン、第四層から制圧するぞ!」

一行は昨日の中ボス部屋を通過した。

部屋は静かで、昨日の戦いの痕跡だけが残っていた。

オークの死骸はすでに消え、リポップ前なので完全に空だった。

クレスが部屋の中央で立ち止まり、短く息を吐いた。

「……まだ誰も来ていないな。

よし、先に進むぞ」

カイルがスカーレットを上空に飛ばしながら、

「中ボス部屋は空……問題なし。

第四層に入ります」

第四層に入ると、空気が明らかに変わった。

通路は湿気を帯び、壁には薄い紫色の苔が生え、

足元には古い骨の破片が散らばっていた。

出てくる敵は基本的にF級のモンスターばかりだったが、

ダンジョン特有の緊張感が一行を包んでいた。

最初の分岐点で、フォレストウルフ(F〈低級〉)の群れが現れた。

クレスが即座に剣を構えた。

「来るぞ! いつもの陣形で!」

戦闘は素早く、しかし慎重に進められた。

クレスが前衛で受け止め、チェスターの矢が的確に急所を射抜き、

カイルの3体同時召喚が援護し、アネットの回復とエレナの風がサポートする。

クレスが息を整えながら言った。

「F級とはいえ、連携がいい……

油断したらやられるな」

チェスターが周囲を警戒しながら、

「そうだ。第四層はまだ序盤だ。

もっと強い個体が出てくる可能性もある」

アネットがみんなの傷を癒しながら、

「神様……どうか、みんなをお守りください……」

エレナが風の祝福を広げ、

「……カイルお兄ちゃん、みんな、無事で……」

カイルは三召の首飾りをそっと触り、

「うん……僕たちなら、大丈夫だ」

第四層の奥へと進むにつれ、

一行は自分たちの成長を実感しながら、

慎重に、しかし確実に前へ進んでいった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ