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カイルの愉快な冒険  作者: KYO
第一章~風の召喚少年団~
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第三話 始動!風の召喚少年団!5

失敗からの再起

アネットが倒れてから三日が経った。

リーフェの里はいつもより少し静かだった。

風の召喚少年団の面々は、それぞれの家で反省と後悔を抱えていた。

ランチェスター家

カイルは自分の部屋で革の胸当てを磨きながら、ぼんやりと天井を見つめていた。

母リリアの「もう冒険者なんて辞めなさい」という言葉が、まだ耳に残っている。

そこへ父バルドが入ってきた。

「カイル……落ち込んでるな」

バルドは大きな手でカイルの頭をくしゃくしゃと撫でた。

「失敗したのは事実だ。でもな、冒険者ってのは失敗して強くなるもんだ。

お前がどれだけ必死だったか、ちゃんと見てたぞ」

カイルは小さく頷いた。

「……アネットがあんなに傷ついて……僕の召喚がもっと上手ければ……」

「だったら、次は上手くなればいい。

お前はまだ12歳だ。失敗する権利がある」

アルベイン道場

クレスは道場の奥で木剣を握りしめ、汗だくで素振りを続けていた。

父アレスが厳しい目で立っている。

「リーダーとして判断を誤ったな」

「……はい」

「しかし、お前は仲間を置いて逃げなかった。

それだけは褒めてやる」

アレスはそう言い残し、道場を後にした。

クレスは木剣を強く握りしめ、独り言のように呟いた。

「……俺がもっと強くなれば……みんなを守れる。

次は絶対に……失敗しない」

ホーキンス家

チェスターは屋根の上に座り、弓を磨きながら星空を見上げていた。

父が梯子を上ってきて、隣に腰を下ろした。

「慎重だったお前が、クレスに流されたのか」

「……はい。僕も……みんなを守りたいと思ったんです」

父は静かに頷いた。

「それでいい。冒険者は慎重さと勇気のバランスだ。

次はもっと上手くやれ」

フォウリー家

アネットはベッドに横たわり、胸の傷を押さえながら天井を見つめていた。

父である司祭が静かに言った。

「神官として、皆の盾になれなかったな」

「……ごめんなさい」

アネットの目から涙がこぼれた。

「でも……みんなが私を助けてくれた。

だから……私はもっと強くなって、絶対にみんなを癒せる神官になります」

三日後——

いつもの広場に、風の召喚少年団の5人が集まっていた。

クレスが皆の顔を見て、静かに口を開いた。

「……今回の失敗は、俺のせいだ。

リーダーとして、みんなを危険に晒した。ごめん」

カイルが首を振った。

「僕も……スカーレットをちゃんと使えなかった。

三体同時召喚がまだできないから……」

チェスターが淡々と、

「俺も撤退のタイミングをもっと早く言うべきだった」

アネットが弱々しく微笑んだ。

「私も……もっと回復に集中できていれば……」

エレナが小さく、でもはっきりと言った。

「……みんな、頑張ったよ。

だから……また一緒に、強くなろう?」

その言葉で、5人の表情が変わった。

クレスが拳を握り、皆の中心に差し出した。

「よし……もう一度、始めようぜ。

風の召喚少年団、レベルアップする!」

カイル、チェスター、アネット、エレナもそれぞれ拳を重ねた。

「「「「おおっ!」」」」

カイルはスカーレットを肩に乗せ、ファングとルビィを呼び出しながら、

心の中で強く誓った。

(絶対に……みんなを守れるようになる。

僕たち、まだ始まったばかりだ)

広場の木漏れ日の中で、

5人と3匹の召喚獣は、再び前を向いた。

失敗は、彼らを少しだけ強くした。

風の召喚少年団、再始動。

この世界では、**10歳~15歳の「覚醒の年」**に、**六柱の神々(または四つの大クリスタルの守護精霊)**から「祝福ギフト」が与えられます。

これはラクシアに生きるすべての子供に平等に訪れる、神の恩寵です。

祝福の数:1個~5個(個人の運と神の気まぐれによる)

祝福の種類:以下の3つから組み合わされる

異能 チート能力

生まれつき持っている圧倒的な能力・才能。稀に後天的に「覚醒」して発現することもある。

神の直々の「特別枠」。非常に稀。DQ的英雄やFFVの「ジョブの化身」的な強力なものが多い。

技能 スキル

努力によって身に付く具体的な技や知識。

フォーチュン風の「地道な修行」で伸ばせる。誰でも努力次第で習得可能。

職業 ジョブ

その職業に合った技能を覚えやすくする「適性」。FFVのジョブそのもの。

祝福でもらった瞬間から「そのジョブのスキル習得率が爆上がり」。ジョブクリスタルと相性抜群。


祝福の与えられ方(世界観的演出)

10歳~15歳の間に、地元の「祝福の神殿」か近くの封印の四晶塔へ親に連れられて行く。

神殿の祭壇に置かれた小さなジョブクリスタルの欠片に手を触れると、光が宿り、祝福が降りる。

祝福の内容は本人の性格・これまでの生き方・神々の思惑によって決まる

祝福を受けた瞬間、頭の中に「神の声」が響き、能力名と簡単な説明が降りてくる(フォーチュン風のユーモアを交えて)。

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