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旦那さんに挨拶 出発と蟻




オオカミさん達に手を振って


旦那さんの所へ向かう。


お家の前には旦那さんの姿が


「おう、お前さんか、世話かけたな」


「いえいえなんのなんの 困った時はお互い様ですのでお気になさらずに。」


「ありがとよ、


そうだ、お前俺のドライフルーツ褒めてくれたんだってな。


やるよ、


作り立てだ、うまいぞ?」


平たいカゴに並べられた たくさんのドライパンゴー、そして袋に入っているものも…


「こんなに?!


いいんですか?!」


「ああ、里の連中も世話になったようだし


美味いと言ってくれる奴に食べてもらうのが一番だからな」



「(いやぁったああああ!)」


フォーン大喜びで飛び跳ねる…


いや、沢山もらったからって沢山食べたらフォーンまた……せっかく痩せたのに。


ビクッ!また感情が漏れてたのか……


精進せねば…!!



飛び跳ねて喜んでいるフォーンを見て旦那さんも笑っている、


旦那さんにもフォーンの喜びが伝わったらしい


「こんなにたくさん、ありがとうございます!


また街でも買わせてもらいます!」


旦那さんは遠慮しながらも色々と教えてくれる、


基本毎日売りに行っていると?


ほおほお!


今日はもう出たと、早いなぁ


じゃあフォーンとふたりだな、奥さんもまだいたら一緒にと思ったが…


まぁ、街までの道はあまり魔物も出ないようだし

毎日奥さん一人で行ってるんだしな、


大丈夫か。


じゃあ俺たちも行くかー


そのまま旦那さんのお家の前で立ち話をしていたので村の出入口に向かって旦那さんと一緒に歩いていく、


「旦那さん、ありがとうございました!


また来ますね!


あ、俺たち旅をしてるのですが、何時になるかは分かりませんが、またここに戻ってきた時に珍しいフルーツを持ってきたらそのフルーツでドライフルーツ作ってくれませんか?!」


「ふむ、挑戦してみよう、それまでに腕を上げておこう。」


「よしっ!やったぁああ!ふぅぅ、


それじゃあもう無茶しないで長生きしてくださいよ〜!奥さんにもう心配かけないようにしてくださいね〜!」


「むううう」


「あはは!それでは!たくさんのドライフルーツをありがとうございました!


フォーンと一緒に大切に食べますね〜!」


「いや、こっちこそ世話になった!達者でな!」


お互い手を振り


旦那さんと別れて街道へ


旦那さんのもいい人だったなぁ〜


森は落ち着いたし、もう無茶はしないだろう。


よかった。





今歩いているのはあの村で行き止まりの道なので他に人は居ない。……はずだ。


なのに気配を感じる、なんだ?


「フォーン分かるか?」


「なんかいるねー」


『探索』『索敵』


するまでも無かった……


目の前の土が盛り上がりひょっこひと…


うわぁでかい蟻じゃん!土の中から穴掘ってきたのか!


あのネズミのせいで森から離れようとしてたやつを狙ってたのか?


顎をカチカチ鳴らしながら近づいて来る…


飛び上がった!


…飛び上がった?!蟻がまさかのジャンプ!


すごぉ!足をバネのように使うのか…考えたな!


取り敢えず襲ってくるから応戦だ!





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