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ジャンプ蟻!と魔法使いについて




只今ジャンプする蟻と戦っています。


ジャンプするのって蜘蛛じゃないのかのよ〜


わらわらと…


ジャンプする蟻がざっと二十はいるな、


なんの冗談だよ〜


蟻って尻から出てる成分追って来るんだよな…


うひゃぁ


また目の前の穴からジャンプ!


うう、減らない…


………?


あれ……?


俺、なんで剣で戦ってるんだよ!!


魔法使いじゃないのかよ俺!


雷、よし、雷で行こう!


「フォーン!蟻たちに雷落とすから気をつけてな!」


「はーい!」


イメージは……


蟻一匹一匹にそれぞれ雷が落ちる、


もし外れたら…追いかける!


雷が?変か?関係無いな!よし!


追尾雷(ついびらい)』!


な、名前が……


だが威力は凄い!


カッ!っと一瞬光ったと思うと気配が全て消えている。


この一瞬で、だ。


いや、強すぎる位だ。蟻を倒すだけじゃなくあちこちに穴を開けている。


ひえ〜


蟻の素材は大丈夫か?!


異常無し……なんでだ…?


地面に穴が空く程の威力と目が眩むほどの光だったのに……?


あれ、でも俺そんなに魔力込めたっけ?


アクションが大きいだけで威力はそうでも無いのか…?


いや、地面に穴空いてるしなぁ……


俺が素材は売ろうと思っていたから素材を傷付け無いように攻撃した…?


そんなことが勝手に……?


ウァリエタースリール様の…指輪のお陰……?


そう言えば…この指輪貰ってから攻撃魔法打つのって初めてだったな…ずっと便利魔法とか援護重視だったし……


う〜ん、考えても分かんないけど、凄い指輪なのは分かるな。


ありがたいなぁ。


そう言えば俺自身も強くなってるのかもな…


ネズミと戦ったんだもんな、あんなに。


命をかけて命を奪ったんだからな…


よし!



「(ステータス)」


[ステータス]

名前:ヒサノリ・サナダ

年齢:20

性別: 男

種族:人族

職業:辞書スキルの検証人

加護:異界の主神 ウェヌスティーリアの加護

:創造神 オムニスリィーノルの加護

:星の神 ルーラシウスティイの加護

:魔法神 ウァリエタースリールの加護

祝福:ウェントスの森 ウィリデの祝福

称号:《スキルの提案者》

:《異世界からの検証人》

:《森を知る者》

:《新しい魔法を導く者》

技能:辞書Lv46(+2) 翻訳LvMAX

:鑑定Lv25(+5)

Lv:49(+11)

HP:7620(+2850)

MP:10260(+3420)

攻撃:7420(+3750)

防御:7310(+2520)

知力:7690(+2630)

精神:9900(+4340)

俊敏:4370(+2130)

器用:9980(+4600)

運 :736(+110)



おお〜伸びた伸びたこんなに伸びた


オム様、こんなに伸びるなんて何したんですか…


ありがたいですが…


一番伸びたのは 器用か、


たしかに二日間ずっと辞書スキルの 並列思考使ってフォローに回ったり同時に数種類の違う魔法を使ったり同じ魔法でも同時に二十以上展開したりしたからなぁ


この世界の魔法使いはかなり過酷な仕事みたいだな…


冒険者パーティ?だと一パーティに数人は居るのかなぁ


そうじゃないと大変だよなぁ


(ピロン)


おっ!辞書スキルさん!


なになに〜


この世界では魔法を使える人は人口の三分の一程です。なので一家に二、三人は使える人がいます。しかしそれは「使える」人の数です。


その殆どは火を付けたり手で掬う程度の水が出せるだけなのです。なので実際に戦闘に役立つ魔法が使える人はそれ程多くはありません。


特に戦闘で役立つ程度の魔法を使えるのは貴族や王族、商人や裕福な家庭の者がほとんどなのです。なので冒険者に魔法使いは少なく、とても優遇されています。


また、高ランクのパーティになる為には魔法使いがパーティに一人は必要となります。遠距離の攻撃、攻撃の幅を広げる、特殊な攻撃、特殊な防御…と理由はいくつも有りますが、一番の理由はパーティの格が上がるからです。


低ランク、初心者、低威力の魔法使いといった者達でも優遇されていてパーティをある程度選ぶことが出来ます。実力によっては幾らでも好きにパーティを選べますし、幾つもの有力パーティから勧誘を受けます。


第一段階で、パーティに魔法使いがいる、

第二段階で、初心者や低級では無い魔法使いである、

第三段階で、名のある、知名度のある魔法使いである、


これがパーティの格に繋がるのです。


名のある魔法使いがうちにはいるぞ、そいつがいる、つまりそいつが選んだこのパーティは実力もあり優秀だぞ、それに名のある魔法使いがいるんだからウチのパーティはしっかりと依頼を達成、成功出来ますよ?となるのです。


パーティに魔法使いがいる、と言うだけで同じランクのパーティと仕事が被った時に格上とされその依頼のリーダーパーティとなったりもします。


知名度のある魔法使いがパーティに居るだけで冒険者ギルド内で一目置かれますし、指名の依頼も多くなり収入が多くなります。


その為、冒険者の魔法使いはいけ好かない、気の大きい者が多いのです。あまり関わらない方がよろしいでしょう。


また、戦闘に役立つ程度の魔法を使う為にはかなりの自己鍛錬とセンス、または高額の授業料を払って学園で学ぶしかないのです。


貴族や王族にとって強力な魔法を使えることは一種のステータスなのです。なので使う機会が少なくとも学園で魔法を学ぶのです。


また、強力な魔法を使える魔法使いを召し抱えることもステータスの一種とされています。


強力な魔法を使えるような魔法使いを召し抱えられる財力の誇示とその者が居ることでの武力面での威圧になりますからね。


貴族に目をつけられないようお気をつけ下さい。




ほお〜


ってことは冒険者は基本剣や弓の魔法無し、接近戦多めの戦いなのか…


そしてパーティに一人居るだけで優遇、かぁ


魔法使いって凄いんだな、一人であんなに働くなんて…どんだけ魔力と精神力高いんだよってな


そりゃ優遇されるわな…


毎日のようにあんな重労働してたら体が持たないぞ…


俺、魔法使い名乗るのやめとこ…


二日でクタクタなのにこれで俺は魔法使いですなんて…恥ずかしくて言えないな。


お、接近戦闘多めって事は素材には傷とか多いって事だよな?


ってことはこのジャンプ蟻高く買い取って貰えらかも!無傷だし!


ムフフ、売るのが楽しみだ!


あの顔の怖いネズミも呪詛の影響で珍しい進化をしてるからそこそこ高く売れるはずだってオオカミさん言ってたしな!


あ、ちなみに呪詛は倒した時点で消えるらしい。


だからただの珍しい変異種に見えるだろうって、


素材に問題が無くて良かったよな〜


こりゃ早く街に行かないとな!


ムフッ



「ヒサノリ〜どうしたの〜?お顔が笑ってるよ〜?」


「おう!このジャンプ蟻売るの楽しみだなって」


「そっか〜高く買ってもらえるといいね〜」


「あぁ!高く買ってもらえればもらえるほど、買えるドライフルーツも木の実も多くなるからな!フォーンも高く買ってもらえるように祈っといてくれ!」


「そっか!高く売れるといいなぁ〜っ!」


「よし、それじゃあ街まで頑張って歩くか!」


「がんばれー!」


「おう!ありがとなフォーン!」







………ヒサノリ、魔法使いとはそのような過酷な仕事ではありませんよ?ヒサノリが異常な働きをしていただけだからね…?


普通は同時に同じ魔法は多くて二つまでしか展開出来ないですし、異なる魔法ですと同時に発動出来るだけで賢者と称されます。もちろん発動させるのは僅かな水と爪の先程の火、と言ったようなものです。


戦闘に使う規模の魔法を同時発動など出来ませんよ?


堂々と魔法使い、いえ、賢者と名乗っても足りないほどです。


自信を持ってください。


それにヒサノリがジャンプ蟻と称した蟻に使った魔法、術者の思いで素材に傷を付けないなど私は初めて見ました、


今日も楽しい魔法をありがとう、ヒサノリ。


また面白い魔法を楽しみにしているよ、





神界に魔法神ウァリエタースリールの独り言が響く。





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