表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ゼノマギア  作者: ささみ
第2章 なぜ彼は魔法少女であれるのか
51/56

第50話 特訓

正直投稿が遅れすぎて悪かったとは思っている。

※キャラをわかりやすくするためにオルフェン(彩夏)の口調を変更しました。

 セーヌドームでの決戦に向け備えておくことを決めた千里を除く俺たち4人は、特訓をするべくとある場所に来ていた。


「ここに来るのも4回目か」

「ふむ、ここが昔住処にしてたという場所なのだな」

「いつ見てもぼろいなここ、まぁぼろくしたのは私だけど」

「あ、あの、ここって本当に入っていい場所なんですか?」


 研究所跡……誰にも見られないかつ魔法少女が戦闘しても問題ないほどの広さを持つ場所といえばここだろう。

 不法侵入することにはなるが、まぁそれは今更な話だ。


「よ~し、さっそく中庭に行くぞ、あそこなら十分なスペースがある」

「私と宇佐戯が全力で戦闘できるぐらいだからな」

「宇佐戯さんと思愛さんの全力戦闘……どんな感じだったのか気になりますね!」

「あ~……、簡潔に言うと目つぶしして蹴った」

「簡潔すぎませんか……?」

「なんかその説明だと私が雑魚みたいになるからやめろ」


 そんな雑談をしつつ俺たちは研究所跡に入り、中庭にたどり着く。

 中庭は俺と思愛による戦闘の影響で所々ぼこぼこになってるものの、まだまだ使えそうだ。


「よ~し、それじゃあさっそく特訓を始めようか」

「あぁ」

「はい!」

「了解」


「「「「変身!」」」」


『Are you ready?Change→XeA THE First Appearance!!!』

『Are you ready?Change→Sintrier!!!』

『Are you ready?Change→Luna!!!』


 その声とともに俺たちの体が光に包まれ、やがてそこには4人の魔法少女が現れた。


「……オルフェンはもう変身済みなのになんでわざわざ変身って言ったんだ?」

「仲間外れは嫌だったから……」

「あぁ……、うん」


 聞かれたことが恥ずかしかったのか、少し頬を赤く染めながら俺に返事をするオルフェンに対し、俺はそんな生返事を返してしまった、

 なんか普段は大人っぽい立ち振る舞いなのにこういうところで子供らしさを出すんだよなオルフェンって……

 まぁ、オルフェンは本来赤ちゃんだしこういうかわいらしいところがあるのも当然か。


「さ、さ~て、さっそく始めようか!」

「あぁ、といっても特訓って具体的には何をするんだ?」

「……さぁ?」

「何も考えてなかったのかよ……」


 シントリエに痛いところを突かれてしまった。

 だってしょうがないじゃん!

 これまでまともに特訓とかしてこなかったんだから!


「はぁ、まずは自分の魔法がどんな効果を持つのか、それを各々で改めて確認しようぜ」

「あぁ、なるほど、確かにこれまで魔法は何となくでしか使ってなかったかもな」

「私も怪盗だしこれぐらいできるでしょ的なノリで戦ってました!」

「私も割と不可能魔法のスペックで押し通してきたしちゃんと確認はしていなかったな」

「まじかお前ら……」


 魔法の効果を改めて知ることで、できることとできないことを確認するのか。

 なるほど、さすが8年も一人で戦ってきたシントリエだ。

 こういう戦闘関係では一番頼りになる。


「じゃあこれから10分ぐらいそれをやってから模擬戦でもしてみるか」

「わかりました!え~と私の魔法は……」

「ふむ……、今わかっていること以外で私の魔法でできることか……」

「……提案したはいいけど、私はもうこれ以上思いつかないんだよなぁ……」


 どうやらもう俺以外は確認を始めたらしい。

 俺もさっそく考えるとしよう。

 そうだな……、まずは今使える魔法を列挙するか。


「たしか今使えるのは基本魔法のほかに刀生成と飛行、あと発光に氷水操作に風操作か」


 最後の二つは委員長と風見からコピーしたものだが、まだそこまで使っていないしいろいろと応用方法がありそうだ。

 となればまずはこの二つの確認から始めるか。


「氷水操作……、委員長に倣ってハンマーを作って質量攻撃とかが多分1番いい使い道だと思っているけど他に何かあるかな……」


 ……あ、そういえば前にアクセラと戦った時は刀に氷の刃をつけて切れ味の増強とかしたな。

 そのおかげでアクセラの剣を斬れたんだけど……

 そうか、俺の場合他の魔法と組み合わせる場合とかも考える必要があるのか。

 必殺技でなら魔法を組み合わせたものとか作ってたけど、今回の場合は通常攻撃でだもんな……

 う~んこれはいろいろ考える必要がありそうだ。


「……なんか楽しくなってきたな」


 よ~し、新技開拓していくぞ~!

 ……あれ、そういえばもともとの目的ってなんだっけ?


 *  *  *


「ぜぇ……ぜぇ……」

「うぅ……模擬戦ってこんなに疲れるんですね……」

「ばぶぅ……」

「……お前ら体力なさすぎだろ」


 俺たちが変身を解いて倒れ伏す中、唯一余裕そうな顔で立ちながら思愛がそう言った。

 なぜこんなことになったのかといえば、できることの再確認をした後、言った通りに模擬戦をしたのだが、この模擬戦があまりにもハードだったからだ。


「初心者に……いきなり5時間ぶっ続けで模擬戦は……無理があるだろ……!」

「魔法少女だし体力的には大丈夫なはずだったんだけどな……」


 そう、思愛がやりやがったのだ。

 模擬戦を始めてから30分時点で長くないかとは思っていたのだが、まさかそのまま5時間も続けるとは思っていなかった。

 途中で変身が切れたら、マナゼリーと変身ガジェットのバッテリー交換の時間はくれたがそれ以外はぶっ続け。

 いくら何でも無理があるだろう。


「はぁ……、すぅ~……、ふぅ……、ようやく息が整ってきた……」

「さ、さすが……早いですね宇佐戯さん……私はまだかかりそうです……」

「いやいや、恵夢の場合はマナゼリーとかでの休憩がなかったじゃんか、そっちの方がすごいよ」

「そうは言いますけど……、宇佐戯さんも5回しかマナゼリー飲んでませんでしたよね……」

「あ~、それについては俺も驚いてるんだよね」


 5時間模擬戦してマナゼリー5回、魔法少女になりたての頃はマナゼリー1個で10分程度しか変身できていなかったことを考えれば相当な進歩だろう。

 なぜ変身できる時間が増えたのかについては、たぶんマナを消費する際の無駄が少なくなったとかだと思う。


 と、そんなことを考えているとどうやら何か気になることがあるようで、恵夢が少し首をかしげながら口を開いた。


「って……あれ?なんか宇佐戯さん小っちゃくなっているような?」

「ん?あれ?マナゼリーって使うたびに身長縮むって言ってなかったっけ?」


 どうやら恵夢は俺の身長が縮んでいることに気が付いたらしい。

 まぁ、変身が解けちゃったたびに飲んでたから、今の身長は多分164.3cmぐらい?

 元の身長より0.5cm縮んでるから気が付けてもおかしくないよな。


「聞いてませんよ!?身長縮んじゃうんですかそれ!?というかもしそれを使うと縮むなら赤ちゃんの彩夏さんは大丈夫なんですか!?模擬戦中かなり飲んでましたよね!?」

「あぁ、それは大丈夫、普通の魔法少女なら飲んでも身長縮まないっぽいから」

「ほっ、それならよか……、いやよくないですよ!?宇佐戯さんは縮んじゃうんですよね!?」

「あはは、まぁさすがに身長120cmとかになったら使うのやめるけどね」


 どうやら恵夢を心配させてしまったようだ。

 縮むといっても1回ごとに0.1cm程度っぽいしそこまで問題ないのだが……

 ……あ、そういえば変身中に飲めばその分は別に縮まなかったような……

 ま、まぁ、所詮0.5cmだしこれぐらい誤差だよな!


「うぅ、ほんとに大丈夫なんですよねそれ?使いすぎて消滅とか嫌ですよ私……」

「だ、大丈夫だって……、さすがにそのレベルになるまで使いまくったりはしないから……」

「本当ですよね……?宇佐戯さんのこと信じて大丈夫なんですよね……?」

「も、もちろん、約束するから」

「じゃあ信じますからね私、裏切らないでくださいよ?」

「う、うん」


 こ、この約束はさすがに破れないよなぁ……

 今後はできるだけ使わないように……は無理だけどもうちょっと気にするようにはするか……


 俺は少し気まずくなってしまい目を逸らす、すると思愛と目が合った……?!

 ....…背中になぜか冷や汗が流れ、まるで凍らされたかのような寒気を感じた気がした。

 その感覚に答え合わせをするかのように思愛が俺たちに近づいてきて口を開く。


「お前ら~、休憩はそろそろ終わりにして模擬戦を再開するぞ~」

「「正気か(ですか)(ばぶっ)!?!?!?」」

小話

魔法少女の変身可能時間は結構な個人差があり、魔法を一切使わない場合の変身可能時間は

シントリエ>ルナ>>ヒメツバキ>ゼア>ビオラ=アネモネ>オルフェン

で、最長のシントリエはおよそ7時間、最短のオルフェンは20分程度となっている。


50話という区切りのいい話数なのでポイント乞食します。ポイントください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ