表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ゼノマギア  作者: ささみ
第2章 なぜ彼は魔法少女であれるのか
44/49

第43話 探索

毎日投稿できなかったよ……

その分17時に出します。

 スーパーから慌てて帰ってきた俺達は、家の前にすでにあさみが来ていることを見つけた。

 あさみも俺達に気が付いたようで俺に話しかけてきた。


「あ!もう遅いよ宇佐戯君!」

「お前が来るの早すぎるんだよ……」


 家の前で待たせてしまったことをあさみに文句を言われてしまった。

 でもお願いした日のうちに行くことになるとは思ってなかったし、これはしょうがないと思う。


「ところでその二人は誰?宇佐戯君のお友達?」

「ん~、まぁそんな感じ、今回の調査に協力してもらうことにした人たちだからいい感じに自己紹介しておいて」

「おっけ~!」


 あさみに千里と思愛のことを聞かれたので、調査に同行する人だと伝える。

 後は説明するの面倒だから適当に自己紹介しておいてくれ。


「私は日陽 あさみ!宇佐戯君の友達だよ!」

「御影 千里です、よろしくねあさみさん」

「いち……条 思愛だ」

「ん?あっ……」


 思愛の自己紹介に若干違和感があったが、そういえばあさみってシントリエの名前が市津 思愛って知ってるんだった。

 俺はすっかり忘れていたが、思愛はちゃんとそのことをわかっていたようで、適当に苗字を変えたみたいだ。


「自己紹介もやってくれたしさっさと行こうか」

「うん!」

「それじゃあ私の車で行くから早速乗ってちょうだい」


 俺たちは千里に言われた通り車に乗り込み、研究所跡へと向かった。

 そしてしばらくの時間が経ち、周囲が闇に包まれた頃、森に入ってからちょっと進んだところで車が止まる。


「ん、着いたか、ここからは歩きじゃないといけないから降りるぞ」

「よ~し、じゃあここからが私の仕事なんだね!」

「あぁ」


 護衛の名目で来ているため思愛がやる気になっている。

 正直襲われる可能性は限りなく低いが、まぁ一応警戒は必要だろう。


「研究所はあっちの方だ、足元に気を付けて歩けよ」

「うん!」


 俺が先頭となり、車にあった懐中電灯で先を照らしながら森の中を進んでいく。

 あさみが何回か根っこに足を引っかけて転んでしまったものの、特に問題なく研究所跡までたどり着くことができた。


「……え、もしかしてこれからあそこの中に入るの?」

「まぁ、確かに思いっきり肝試しみたいになってるけど行くぞ」

「うえぇ……」


 夜の研究所跡はいかにもな雰囲気を醸し出しており、あさみは少し怖気ついている。

 俺も怖いのはあまり得意な方ではないが、最悪変身すれば幽霊とかが出ても叩きのめせるだろうと思っているため、特におびえることもなく中に入った。


「結構暗いな」

「まぁ電気は通ってないでしょうしね」


 研究所の中は崩落した天井から入ってくる月明かりによって少し照らされているがかなり暗く、懐中電灯で照らさなければほんの少ししか先を見通すことができないだろう。


「それでこれからどこにいくんだ?」

「資料室だな、そこに行けば何かわかると思う」


 思愛に向かい場所を聞かれたため目的の場所を話す。

 そこで何か有瀬不動産のことが分かればいいのだが……

 そんな期待を抱きながら壁にあるマップを見て、資料室の場所を確認し、その場所までたどり着いた。


「ここだな、ひとまず中を確認するぞ、あさみは一応警戒しといてくれ」

「わかった!」


 念のため扉の前で聞き耳を立て、中に何も潜んでいないことを確認してから扉を開く。

 資料室はだいぶほこりをかぶっているものの特に天井の崩落や焦げ跡は特になく、これであれば資料が破損しているなどといったことは起きていないだろう。


「……特に問題なさそうだな、よし、じゃあこれから俺達三人は中で調べるから思愛は外で警戒しておいてほしい」

「え!?私を一人にするの!?」


 思愛についての調査という名目で来ている以上、あさみの前で本来の目的である有瀬不動産の調査に関する話をするわけにはいかない。

 なので会話が聞かれないように資料室の前で待機していてほしいのだが、あさみは露骨に嫌がっている。

 ただこれは護衛として護衛対象のそばにいなくちゃいけないという使命感ではなく、単純に一人だと怖いからのように見える。


「魔法少女に変身してれば別に怖くないだろ、一応マナゼリーを3つ渡しておくから1時間ぐらいは持つはずだ」

「確かに!ありがとね宇佐戯君!」


 そういって差し出したマナゼリーをあさみはかすめるように取り、俺に感謝を告げてきた。

 これであさみは部屋の前で見張りをしてくれるだろう。

 俺たちはあさみが変身する前に資料室の中へと入った。


「……これであさみに話はもう聞かれないよな?」

「ところどころ壁にひびが入っているけれど、小声なら多分問題ないと思うわ」

「よし」


 俺はあさみに聞かれる心配胃がないことを確認し、改めて資料室を見渡した。

 いくつかの本棚とその中にぎっしりと詰められた本やファイル、そして小さめのデスクがあった。


「ん?」


 デスクの上を見るとノートが一つだけ置かれており、そのノートにだけこの部屋に置いてある無数の資料とは違う雰囲気を感じた。


「俺はあのデスクにあるノートが気になるから二人は他の資料とかを見ておいてくれ」

「あぁ」

「わかったわ」


 俺はデスクのそばにあった椅子に座り、懐中電灯で照らしながらそのノートを読んでいく。

 まず最初のページで分かった事はこのノートがどうやら日記であるらしいということだった。

 おそらくこの研究所の職員の誰かが書いたのだろう。


「……!?」


 俺は日記を読み進んでいく。

 そこに書かれていたことはまさしく俺が探していた有瀬不動産の裏についてしたためられているものだった。

 だが、まさかこんな偶然ががあるのだろうか。

 もしこの日記に書かれていることが本当なら……


「恵夢が有瀬不動産社長の一人娘……!?」

小話

思愛は研究所跡を長い間住処にしていたが、資料に全く興味がなかったため資料室には一回も入っていない。


多分有瀬不動産が出た時点で全員察していた事実が判明したのでポイント乞食します。ポイントください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ