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ゼノマギア  作者: ささみ
第2章 なぜ彼は魔法少女であれるのか
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第42話 再調査

同じ名前のソシャゲがあったらしいことを今日知りました。

名前変えたほうがいいのかこれ?

 俺は学校を出た後そのまま家まで走り、勢いよく鍵を開けて入った。

 するとそこにはアイスキャンディーを口にくわえた思愛がいた。


「んぇ、あれ、帰ってくるの早くね?」

「あぁ、実はちょっと気になることができてな、千里は今いるか?」

「千里ちゃんならリビングにいるぞ、私がアイスを持っていくのをそこで待ってるからな」


 おそらくキッチンにある冷蔵庫から自分と千里のアイスを取って、そのまま食べながらリビングに帰るところだったんだろう。

 俺は思愛がまだ食べていないアイスのうち片方を取ってリビングへと入った。


「あっ、二個食べようと思ってたのに!」

「腹壊すだろ」


 リビングにはソファーで寝っ転がりながらテレビを見る千里に姿があった。


「ん?あれ宇佐戯君?今日は学校に行くんじゃなかったの?」

「千里と話し合いたいことができてな、早退してきた」

「なるほど、どんな内容?」

「……当然のようにわたしはハブられてるんだな、いや、まぁ私はそう言う話し合いとは苦手だけど」


 流石千里は理解が早い、俺が話し合いたいと言った瞬間すぐさまソファーに座りなおしてくれた。

 俺は千里の対面側に座り、千里に内容を話す。

 ちなみに思愛は千里の隣に座っている。


「前にあさみたちがライブをするらしいっていう話はしただろ?」

「えぇ、確かマナゼリーで変身時間の問題が解決したからできるようになったのよね?」

「あぁ、それでついさっきそれの開催場所が決まったんだ」

「つまりその開催場所についてが今回話し合いたい内容なの?」

「正解、さすが千里は理解が早いな」


 俺が開催場所が決まったといっただけで話し合いたい内容を察してくれたようだ。


「それでどこで開催することになったの?」

「セーヌドームだ」

「!?それは確かに気になるわね……」

「だろ?」

「いくら魔法少女だからっていきなりセーヌドームは大きすぎる、どう考えても失敗するわ、詐欺かなんかじゃないの?」

「それが契約的には何の問題見つからなかったらしい、魔法少女機関の顧問弁護士がそう言ったらしいし、ここに間違いはないと思う」

「じゃあ、完全に善意で使わせてくれるってこと?いくらなんでもあり得ないわ」


 千里もどうやら俺と同じ考えのようだ。

 この話はどう考えても怪しすぎる。

 何か裏があるんじゃないだろうか。


「俺もそう思った、だから話し合いをしようと思ったんだ」

「なるほどね、じゃあまずはセーヌドームがどこの会社で運営されているのかが気になるところね」

「それについては帰ってくるまでの間に調べておいた、どうやらセーヌドーム株式会社というところらしい」


 俺は調べたスマホの画面を千里に見えるようにしてそう話した。

 セーヌドーム株式会社はその名の通りセーヌドームを管理するための会社で、とある大企業の子会社のようだ。


「それでその会社の大元が、この有瀬不動産だ」

「有瀬不動産……不動産といいつついろいろな事業に手を出して、そのほとんどが大きな収益を生んでいることで有名な会社ね」


 有瀬不動産……、恵夢の苗字と同じ名前なんだよな。

 これが単なる偶然であればいいんだけど……

 そんな嫌か考えが一瞬よぎるが、今は千里との話し合いに集中する。


「なんとなくだけどこの会社が怪しい気がするんだよな」

「確かにそうね、けれどこんな大企業どうやって調べるの?いくらなんでも私たちだけじゃ無理があるわ」

「まぁそうなんだよなぁ……」


 こんな大企業の秘密を暴くなんていくらなんでも無理がある。

 魔法少女の姿でカチコミを仕掛けに行くという案もあるが、リスクが高すぎるし本当に最終手段だろう。

 俺と千里が特に案が出せずに黙り込んでしまった。

 その沈黙を破ったのは意外にも思愛だった。


「ん?それもうちょっと良く見せてくれ」

「え?いいけどなんか気になるものでも見つけた?」


 どうやら何か気になることがあったようで、スマホを渡すとまじまじとその画面を見た。

 なんだ?何が気になるんだ?

 そう思っていると思愛の口が開いた。


「……やっぱそうだ、この社章見たことあるぞ」

「見たことあるってどこで?」

「私が8年前に売られた研究所だ、確か研究者の白衣にこんなマークがついてたと思う」

「はぁ!?まじで!?」


 もしそれがほんとなら有瀬不動産は完全に黒だ。

 研究所はすでに暴かれているのになぜ有瀬不動産は無事だったのかなど疑問点はあるが、それは些事だろう。


「となるとあの研究所跡に行ってみるべきだな」

「そうね、けど勝手に入っていいのかしら?」

「別に前々から不法侵入してたし問題ねぇだろ」

「問題大ありだわ、変身して姿を変えられる俺たちはともかく千里は不法侵入がばれたらまずい」

「じゃあ千里ちゃんはお留守番で」

「人手が足りなくなるからダメ、というか普通に許可取ればいいだろ」


 思愛の件は俺たち的には解決しているが、魔法少女機関的には現在進行中の問題ということになっている。

 その名目であれば再びあの研究所に入ることもできるはずだ。


「本当に許可取れるの?多分宇佐戯君だけだと危ないと思われて許可が下りないと思うわ」

「護衛としてあさみを連れていくことにすれば取れると思う、思愛と千里は協力者ってことにする、まぁそうすると彩夏と一緒に行けなくなると思うけどそれはしょうがない」

「なるほどね、確かにそれなら許可は取れそうだけど、そのあさみって子からはずっと見られる状態になるのよね、大丈夫なの?」

「大丈夫だろ、あさみだし」

「……あぁ、そういうタイプの子なのね」


 委員長はちょっと厳しいかもしれないが、あさみならいくらでも誤魔化せるだろ。


「じゃあ早速おっさんに電話して許可を取るか」

「えぇ、お願いするわ」


 俺はスマホを思愛から返してもらいおっさんに電話する。

 その結果無事に許可を取ることができた。

 さっきまでライブのことを気にしていたのにいきなり思愛の件に関する話になったことをツッコまれたが、まぁうまいこと誤魔化せたので問題ないだろう。

 あさみにはおっさんからお願いしてくれるらしい。


「あさみが暇なときに行くことになるから、ひとまず今できることはなくなったな」

「そうね、じゃあこれで話し合いはおしまいね、私はこれから買い物に行こうと思うけど一緒に行くかしら?」

「私は行くぞ」

「じゃあせっかくだし俺も行くか」


 こうして俺たちはスーパーへ買い物に行った。

 なお今日は午前で学校が終わる日だったようで、買い物中にあさみから電話が来て、

『今日はもう学校が終わったしこれから暇だからこの後すぐいけるよ!今から家に向かうから待ってて!』

 ということを言われた後すぐに切られたため、俺たちは慌ててスーパーから家に帰ることになった。

小話

かなり真面目に話し合いをしているように見えるが全員アイスキャンディーを舐めている。


再び研究所跡に行くことになったのでポイント乞食します。ポイントください。

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