第61章 宴会
最終試験に向けて、受験者は食事をする。
三次試験合格した208人の受験者は、最終試験の会場となる聖騎士団総本山まで飛空艇で移動することになった。カインは、「飛空艇に乗りたまえ」と、言います。
「合格した受験者の皆、この飛空艇では、最終試験会場までゆっくりしてな」と、飛空士が言います。
「今夜の食事は盛大だ」と、料理人が言います。
ケントは、「これはありがたい。沢山食べれたら力が溢れ出る」と、言います。
ケントはふと、思う。(そういえば、あの人が居ない。魔王に襲われていたあの人が)
受験者を乗せた飛空艇の中は、それぞれ個室がある。
遡ること数時間前、三次試験の合格者が208人である理由は、三次試験会場まで戻ることが出来た受験者は、222人だったが、辞退者が続出したからである。
「良く戻った」と、カインが言います。
「それでは、最終試験会場行きの飛空艇に乗るように」と、カインは、言うと、「待ってください」と、トニーが言います。
「何ですか?」「僕は、最終試験を辞退します」「なぜですか? 理由は?」「この試験は危険で聖騎士らしくないと」と、トニーは最終試験を受けるのを辞退すると宣言した。
カインは、「証拠はどこだ?」と、言います。
ソフィアは、「証拠なら、私が見せます」と、ソフィアは、帽子からプレートを取り出し、カインに見せます。
トニーは、「これが、聖騎士としてのやり方とは違うのです」と、言います。
同情した他の13人の受験者も辞退することとなった。
カインは、「よろしい。14人の辞退を認める」と、言います。ケントは、トニーを励ます。「来年は合格できるように頑張れよ」トニーは、「ありがとう。約束するよ」と、約束を交わした。
飛空艇内の宴席スペースにて、宴会が行われていた。
「聖騎士団の料理が豪華だ」「美味しい」「いいよいいよ」「もっとくれ」と、受験者達は宴会で料理を沢山食べた。フレイザー兄妹は、「ソフィア、たくさん食えよ」「お兄ちゃんも、食べ残さないようにね」と、盛大に食べた。(今頃、父さん、母さん、弟達は何しているんだろう?)と、ケントは、家族に会いたいと思う。
受験者達は、飛空艇内の個室で就寝する。
聖騎士団総本山にて、十将の会議が始まった。
「最終試験まで208人も残ったのか。優秀だ」「それよりも、まさか魔王が現れるとは」「我々が駆けつけることなく、魔王を倒すことが出来た受験者がいるようだ」「報告によると、犠牲者が多発したとのことだが」「そうね。今回の報告を受けて、来年の試験のやり方を検討するべきだと思います」「私も同じよ」
そこに、コナーズ団長が来て、「今後は、どうあるべきかを話し合うとしよう」と、十将に言いました。
208人の受験者達は、いよいよ最終試験を受けることになる。




