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第51章 聖騎士団になるために

 フレイザー兄妹は、士官養成学校卒業後、マーサの家にいた。

 「学校生活が終わった。俺は聖騎士団になる」「お兄ちゃん、私も聖騎士団になりたい」と、フレイザー兄妹は、マーサに言いました。

マーサは「聖騎士団になるためには、とても過酷じゃぞ」と、フレイザー兄妹に忠告します。

「それよりも、マーサ」「何じゃ?」「ソフィアの左手を見てくれないか?」「仕方ないのぉ」と、ケントは、マーサにソフィアの左手を見せてもらうことになった。

「んー。まさか、ソフィアの左掌に炎の痣が現れたとは、予想だにしなかった」と、マーサは戸惑いました。

炎の痣を見て、繋げ合わせてみると、一つの大きな形となっている事にフレイザー兄妹は知る由もなかった。

 聖騎士団総本山では、「炎の痣を持つ子が、我々の一員になれるだろうか?」「何よりも、あの子たちには聖騎士としての素質があるかどうかだ」「では、我々の方針は、これだ」と、フレイザー兄妹のことについて話し合っていた。

「報告によると、炎の痣を持つ少年は、魔物を武器に変えていたとのことでして」「それはさておき、学校を襲った魔王を倒せたことは、我々に勇気と希望を与えてくれたと言えるであろう」「士官養成学校から、聖騎士になる者は、ごくわずかですが……」「それ以外の人たちも、聖騎士になろうとしているのである事は承知の上で、試験を行うべきである」「賛成だ」と、聖騎士団入団試験を行う方針を話し合ったのだ。

 フレイザー兄妹は、マーサの元で修業をし、これから先のことを肝に銘じました。

マーサの家族が来て、「ケント、ソフィア、頑張るんだぞ」と、フレイザー兄妹を励ました。

マーサは、「これを持っていくんじゃぞ」と、ケントに渡されたのは、金のドクロの仮面と、魔法使いの白い法衣でした。ソフィアには、銀のドクロの仮面と、漆黒のマントと、魔女の帽子でした。

魔女の帽子は、道具を縮めて、出し入れ出来て、沢山収納できる代物です。

もちろん、帽子の中に入ることが出来る。

ソフィアが帽子を被っている間は、物が誤って出で来ないように、なっています。

フレイザー兄妹が着替えを終えると、マーサの孫ノイエラが来て、「この衣装は何?」と言います。

ソフィアは、「このドレスは、私が幼い頃、マリアンヌというお姫様が私にあげたの」と言います。

ノイエラは、ソフィアが着てる衣装を見て、「まるでお姫様みたいね」と言いました。

ケントは、「ソフィア。準備は出来たか?」と言うと、「いつでも、バッチリよ」と、ソフィアは答えます。

「それじゃ、行ってくる」と、フレイザー兄妹は、マーサの家族に別れの挨拶をしました。

マーサは、「気を付けるんじゃぞ」と、フレイザー兄妹を見送った。

こうして、フレイザー兄妹の新たなる旅が始まった。

 士官養成学校編完結。

フレイザー兄妹は、聖騎士になれるのか。

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