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入れ替わりで激やば!  作者: 藤谷 葵
第六章:新婚旅行か!? とにかくヤバい

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51話

 雉子島家の旅行の日が来た。

 あたし、姫輝、悠橙先輩の三人で電車を乗り継ぎ、JR軽井沢駅へと辿り着いた。


(ここが軽井沢か~。初めて来た! どことなく空気が気品漂い美味しい気がする!)


 まあ、気のせいだろう。


 別荘があるのは、旧軽井沢とのこと。とりあえず、バス停でバスが来るのを待つ。その間、雑談。


「とりあえず、小腹が空いてきたし、旧軽井沢停留所で降りたら、姫輝の好きな醤油味焼き団子でも食べようか」

「わ~! 嬉しい!」


 表向きは笑顔で話すあたし。軽井沢自体初めて来たので食べたことはない。楽しみのあまり、内面のあたしも笑顔である。


「そ、そうなんですね……楽しみです」


 あたしに反して、外見梨琴で中身姫輝の歯切れが悪い。食いしん坊がバレたせいか?


 しばらくすると、バスが来た。三人で乗り込み、旧軽井沢へと向かう。


 バスの中、夏休みなので当然他の観光客も来ており賑わっている。

 席が三人固まって座れない。悠橙先輩は気を遣ってくれて、一人離れた席へと座った。

 そのおかげで、あたしと姫輝は一緒に座れた。

 聞いていない情報の醤油味焼き団子の話を聞いておこうと、小声で姫輝に尋ねる。


「ねえ、醤油味焼き団子が好きって話を聞いてなかったんだけど? 辻褄合わせのために味とか教えてよ」

「……」


 神妙な表情で考え事をしている姫輝。

 あたしは姫輝の前で手を振る。


「お~い?」

「……私が好きなのは、焼き団子ではなく、フレンチトーストですわ……」

「ふ~ん……」


(フレンチトーストか……お嬢様っぽい姫輝には焼き団子より似合いそうだな……って、はっ?)


 あたしは姫輝の様子のおかしさに気づいた。


「え? え? ちょっと待って。どういうこと? 悠橙先輩は姫輝が焼き団子を好きって言ったよ?」


 ついつい声のボリュームが少し大きめになってしまった。慌てて後ろの方に座っている悠橙先輩の方へと振り返る。

 窓の外を見ていて、こちらが騒いでいることに気づいていないようだ。まあ、他の観光客も騒いでいるしね。


 声のボリュームを落として、姫輝に話しかける。


「……悠橙先輩が勘違いしているとか?」


 その質問に、姫輝は首を横に振った。


「ありえませんわ。そもそも私は軽井沢に来て、焼き団子自体を食べたことがありませんから」

「……気づかれてる?」

「鎌をかけられたみたいですね……」

「半信半疑だったのが、確定しちゃったってこと!? どうするの? 事情を話しちゃう?」


 姫輝は顎に手を添え考えている。

 開口一番、とんでもないことを口にした。


「梨琴さんが信用を失って嫌われる覚悟があるなら……」

「嫌だよ!!」


「ですよね。私もに~にに嫌われたくありませんから。しばらく様子を見ましょう。この後、上手くやり過ごせば『気のせいか』で済むかもしれませんし……梨琴さんはなるべく大人しくしていて下さい。いくらこの前、カフェで軽井沢旅行の話をしたからと言って、細かいところまで話せていませんし、先ほどのように鎌をかけられる可能性があります」

「わ、わかった」


 楽しみにしていた軽井沢旅行に暗雲が立ち込め、嵐が来る予感がした。

いつも読んで頂きありがとうございます。


進むにつれて、実力不足が露呈しております。

段々と話がぐだぐだになってきました(汗)。

もっとプロット(設定)を練るべきでした。


こんな作者ですが、応援や感想を頂けると嬉しいです。

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― 新着の感想 ―
いつも楽しく拝読させて頂いています。 悠橙先輩が勘違いしてるって事はシスコンだからないとして(笑) 鎌をかけられたの確定かなぁ(笑) 姫輝には大人しくしてろって釘をさされるし(笑) 思わず笑っ…
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