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入れ替わりで激やば!  作者: 藤谷 葵
第四章:仲良しになってヤバい

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36話

 運動をして、いい汗かいたので、温泉に向かうことにした。


 湯船に浸かり、四人窓の外を見るような感じで並び、ぼへ~っとしていると、陶原さんが、声をかけてきた。


「姫輝さんって、今まで孤高で冷たい印象だったけど、そうでもないんだね~。今日一日一緒に過ごしてそう思ったよ」


 孤高で冷たい印象か……どちらかというと、根暗なボッチの間違えじゃないか?

 姫輝は不器用そうだしな。友達とか作ろうとすると『あうあう』と呻いて戸惑う姫輝が想像されてしまう。

 いや待てよ? あたしがそう思っているだけで、姫輝は社交性はあるのか? 実際、夏休みにバイトを経験したいと言い出したし……。


 そこまで考えて、今日の自分の行いを振り返る。


(あれ? こんなに友達とまったりした感じになってよかったのか?)


 元に戻った時、姫輝が対応できるのであろうか? とりあえず今回の旅行の出来事は、きちんと報連相をするとして、元に戻った姫輝がどこまで友達と仲良くできるのだろう。また根暗なボッチ……いや、孤高の冷たい人にならないか?


(まあ、姫輝ならなんとかなるだろう)


 あたしは湯船のお湯をざぶりと顔にかけて、勝手にその考えを水……いや、お湯に流した。


 お風呂から上がり、服に着替える。

 ここで瓶牛乳が欲しいところである。腰に手をあて、くいっと飲みたい。

 だが、銭湯と違い、ここは保養所なので、そのようなものはない。残念だが諦めざる負えない。


 あたしは「こういうお風呂から上がった後は瓶牛乳を飲みたいよね」と同意を求めるような視線で他の三人に視線を向けると、恵野さんが一人で腰に手をあてて、瓶牛乳を飲んでいる。


「はぁ? ちょっ! 恵野さん? なんで瓶牛乳を飲んでいるの!?」


 あたしの質問に、恵野さんは首を傾げる。


「……さっき購入して用意しておいたからだけど……」


 お互いに見つめあい、しばし時間が止まる。

 あたしは我に返ると開口一言。


「いやいや、いつの間に!? それにここで牛乳飲んだらだめじゃなくて!?」

「こぼさないから平気」


 そして、ぐびぐびと再び牛乳を飲み始める。恵野さんの喉がごくごくと鳴る音で、あたしも唾をごくりと飲み込む。


 恵野さんを窘めたのは、僻みじゃないよ? ここは飲食禁止だから注意しただけだよ? 僻みなんて六割程度しかない。


 あたしは、自分の発言がおかしくないよね? という同意を求めるように、比那田さんと陶原さんの顔を見る。

 比那田さんはため息を吐き、陶原さんは苦笑いしている。


(恵野さんの日常なんだな~)


 などと思っていると、恵野さんは飲み終えるとゲプと息を吐いた。


 それが合図かのように、あたしたちは脱衣所から廊下へと出ていく。

 部屋に戻ると恵野さんは牛乳瓶を洗って干している。


「……その牛乳瓶、どうするの?」

「……置いていく」


 置いていくのは倫理的に……いいのか? 保養所で買えるビールの瓶とかはそのまま置いて行っているだろうし。いや、だが持ち込みの牛乳瓶はいいのか?


 悩んでいると、夕食のアナウンスが鳴ったので、あたしたちは食堂へと向かった。

いつも読んで頂きありがとうございます。


久しぶりの更新です。まあ、ストック分を出しただけですが……。

※今現在、53話まで書き終わっている。


久しぶりの更新に踏み切ったのは、再び、作業が進み始めたことが理由です。

※2026年8月15日から少しずつですが、創作の再開。

ドライアイは眼科で貰った目薬を差してますし、pcの画面なら見れるようになりました。

スマホや紙媒体の本を読むと痛くなりますが……。


そして、持病?によるモチベーションの低下。

こちらは私なりに必死に考えました。

※AIと一緒に

その結果、『創作による作業療法』を行うという流れになりました。

私の病気や性格に合ったやり方を探しました。

まだ試験的ではありますが……。


この作品の投稿はまだまだ続きますが、執筆の進捗としては終わりが見えてきたので、ラストスパートという感じです。

まあ、無理しない程度に頑張ります。


こんな作者ですが、応援としてちょっとした感想でも頂けたらと思います。

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― 新着の感想 ―
いつも楽しく拝読させて頂いています。 久しぶりの更新ありがとうございます。 前向きに闘病?されてる様で安心しました。 無理しないで頑張っていただきたいです。 暦の上では秋になりました。 朝、…
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