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刮目 その1
外の風呂に行く前にもう一缶飲みたいと言うので、ちょっとだけ付き合うことにする。グラスにビールを注ぎながら、
「だけど、お前の息子… 孫、ホント良くできた子だよな」
としみじみと呟く。
「まあな」
「…… その、なんだ、翔の父親って…?」
「ああ。真琴の旦那な」
あそっか。翔の母親がマコトさんと言うのか。
「あ、いや、…マコトさん? の父親って…?」
「はあ? ああ、あの人のことね…」
突然、夢見がちな顔に豹変する。懐かしさと嬉しさと、そして寂しさがクイーンの表情を彩るのを俺はやや落ち着きを無くしながら窺う。




