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King & Queen   作者: 悠鬼由宇
第3章
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戦乱 その5


 急ハンドルに三人が揺れる。


「あっぶねーなー、ちゃんと運転しろや。で?」



「えっとー、去年の秋にヨーカドーのスタバで中間テストの勉強しててー、どーしてもわからない問題があってー、ハーって大きな溜め息出したら横に座ってた翔くんが声掛けてくれたんですう。それでこの問題がどーしても解けないのって言ったら、ちょっと見せてって。そしたらああこの問題はね〜 って教えてくれて。それで他にも色々わからない所教わって。それで今度お礼させてってねって〜。そんな感じでーす」



「ふーーーーん。ニヤ」


「は、何か?」


「オメーも、したたかだなー」


「は、何が?」


 またまた険悪な空気が車内を漂い始める。葵と翔の出会いに結構動揺した俺は頭が真っ白状態であり、対応不能。それを感じてすかさず翔が止めに入る。


「ちょ、ちょっと二人共。おばあちゃん、やめてよー」


 クイーンは哀れな視線で、


「翔。アンタしてやられたんだねえ」



 頭の中の血管のどれかがブチっと切れる音がし、停車する必要のないetc、おっとETCで思わず急停止してしまう。



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