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King & Queen   作者: 悠鬼由宇
第2章
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衝撃 その5


 俺と娘の開いた口が塞がらない。どうしてそんな嘘を孫に信じ込ませるのか不明だ。だがこの聡明な孫が祖母の嘘を簡単に鵜呑みにするとも思えない。ある程度の部分までは事実と推察し話を進めることにする。


「そ、そうか、知らなかったよ。そんな価値観の女性なら簡単に男と温泉旅行、なんて無いわな確かに…」


「はい。ですので、もしどうしても祖母を連れ出したいのなら、金光さんに相応のお覚悟を決めて頂かなければなりません」


「そ、それって?」


「はい。祖母と正式にお付き合いをしていただく、という事ですね」



 俺は一瞬クイーンと付き合っている自分をイメージする。


 定番デートは格闘技観戦、誕プレは『愛羅武勇』と書かれたTシャツ、家の観葉植物は大麻草、ドライヴデートのB G Mは矢沢か長渕……



 嘔吐感に見舞われたので即イメージを永久に削除する。


「他に、方法は…」


「すみません、僕には思いつきません…」


 済まなそうに翔が呟く。


「そうか。だよな」


 深く溜息をつく。



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