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衝撃 その3
「翔くんだって凄いんだよっ、パパ!」
彼の話を一ミリも信じていない目つきで俺に言うので、
「あ、ああ知ってる。最初見たときは高校生かと思ったよ」
「違くて。翔くんの学校どこか知ってる?」
確かクイーンが、私立の男子校って言ってた気がする。
「あのねー、なんとあの、開聖中なんだよ!」
……
は……ぁ?
いやいや。開聖って… 東大合格者数、連続日本一の超名門… はあ?
「お恥ずかしい。僕なんかまだまだですよ」
俺はマジマジと彼を睨み、いや見つめながら、
「だって… 翔くん、キミ、あの、クイーンの… ええええ?」
「祖母は、まあ、中卒なんですが… はい…」
何故かお袋が大爆笑している。トンビが鷹を生むレベルではない。トンビが不死鳥を生むレベルである。あの女の遺伝子のことだ、突然変異を万か億ほど繰り返したに違いない。若しくは彼の母親は実の子でなく… あ、きっとそれだ。それに違いない。
だが冷静に考えて、これで納得できる。普通の中学生なら老人が倒れたときどうするだろうか。きっと青ざめて何も出来ないか逃げるだろう。でも、あの天下の開聖生なら。




