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衝撃 その1
気がつくと家の玄関をくぐっていた。大学生まで過ごし、そして三年前に戻ってきたこの家は、昔と変わりなく俺を優しく迎え入れ… ん? 何だ、この若者風のスニーカー…
「お邪魔しています、金光さん」
笑顔が綻びるのと同時に、憎悪の表情が交錯する俺の顔を、心なしかビビりながら翔が挨拶してくれる。いや、怯えているのは俺の方か…
「パパお帰りー」
葵の何かを期待する表情を見て、思わず噴き出してしまった。
「夕ご飯をご馳走になっていましたら、祖母から連絡があって。何かあったんですか? 祖母の文面からだと全く推測できないのですが…」
「まあ色々とね。キミのおかあ…、お婆さんは面白い方だね」
彼は満面の笑みで、
「ハイ、自慢の祖母です」
「パパー、ビールでいい?」
今の言い方なんて亡くなった妻と瓜二つだ。目頭が熱くなるのを抑えつつ話を翔に手向ける。




