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King & Queen   作者: 悠鬼由宇
第2章
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激変 その5


「それが、…あん時以来さ…」


 俺が清水の舞台から飛び降りる覚悟で話し始めるも、


「女子大生しか勃たないってか?」


「J Kしか…」


「何なら未亡人しか… ギャハハ〜」



 そうだ、精々馬鹿にするがいい。貴様ら如きに俺のP T S Dが理解できる筈もなかろう。


 爆笑している三人を睨め付けながら、俺はボソッと、



「勃たないんだわ」


 三人は表情を凍らせる。目をこれでもかと開き、口を阿呆の様に開きながら、同時に


「えっ」


「えっ」


「え?」



 俺はその原因を不思議と包み隠さず吐き出す。途中でチャチャ入れられるかと思いきや、意外に真剣に聞いてくれた。


「わかる。すっごーく分かる。やっぱお前、いいオトコだあ」


 健太が俺の肩を何度も叩きながら頷く。痛いって。


「うーーん、まーそれってキンちゃんの『授業自得』ってーの?」


 白豚の悪気のない指摘に、


「悪い。今お前に突っ込む元気ねえわ…」


「おっ勃つ元気だろーが?」


 ムッとして、


「おいこら。それシャレになってねーわ」


 健太がすかさず、


「重っ 軍司重すぎだわ。あ、軍の字と重いって字、似てね?」


「あああっ ほんとだぁ、ケンタ、ナイスぅ ギャハハハ」


「重司だ、重司! 金光きんぴか重司! ブヒャヒャヒャ」


 これ以上は付き合っていられない、そう判断し


「はあー すまん。俺、帰るわ」


 扉を閉めた途端、背中で大爆笑が聞こえた。溜め息が出る。



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