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King & Queen   作者: 悠鬼由宇
第1章
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再会 その5


「おう、そこだよ」


 駅前の大通りから少し入った所に、その島田 何某なにがし女史の居酒屋はあった。外見は今流行りの古民家風の小洒落た造りである。


 門前仲町に戻ってから俺はこの地元で飲食することは殆どなく、むしろ住み始めてまだ三年の葵の方が、よっぽど地元密着な生活を送っている。


 従ってこんなちょっと洒落た居酒屋の存在なぞ全く知らなかった。


 健太は常連客っぽく暖簾のれんを潜り、


「忍ちゃーん、うぃーっす、二人ね二人」


「らっしゃーい、って、健太かよクソがっ」


 俺は二人のやり取りに思わず硬直してしまう。


「またまた何言ってんのー、相変わらず威勢いいなっ」


「うっせーんだよ。とっととそこ座れや」


「はいよっ ささ、軍司、こっちこっち」



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