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King & Queen   作者: 悠鬼由宇
第2章
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変化 その1


「金光さーん、昼飯一緒に食べませんかー?」


「は? ああ、山本くん、うん」


 転籍先の旅行代理店、という言い方はおかしいか。俺の勤め先。俺の会社。それだ。


 で飯に誘われたのは今日が初めてである。取引先の銀行からやって来た悪い噂しかない、厄介者の俺なのに。



 入社して一年間、誰一人俺に自ら話しかけることが無かったのだが、一体どうした風の吹きまわしなのだろう?


 自己分析。


 これが出来ないと管理職には絶対なれない。


 銀行時代の管理職セミナーでも徹底的に分析され分析し、俺は今部下達にどう思われているのかがほぼほぼわかり掛けて来た時、支店長になっていた。


 なので、この会社の社員達が俺をどう思いどう扱っているか、よーく存じ上げている。


「いやー、昨日の会議ではありがとうございました。金光さんが僕の企画推してくれたおかげで…」



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