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King & Queen   作者: 悠鬼由宇
第1章
37/365

承認 その7


「で。どーすんだよ?」


「な、何をだよ?」


 その透き通った汚れなき美しい瞳で俺の心の奥底を眺めながら、


「翔とお前の娘、何つったっけ、アオジル?」


「葵」


「それな。で?」


 俺は言葉に詰まり、目を深く閉じる。



 生まれたばかりの葵、よちよち歩きの葵、幼稚園に行き始めた葵。走馬灯の様に葵のこれまでの姿が脳裏を駆け巡る。


「許したくない… だが…」


「……」


 凍り付いた俺に喝然と指示を出す少年、額の汗を拭おうともせず心臓マッサージを続ける少年、蘇生を信じ決して諦めない瞳の少年。


「葵には勿体無い…」


「へ?」


 俺は頭を掻きむしる。



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