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King & Queen   作者: 悠鬼由宇
第11章
356/824

滅多斬殺 その6


 車内のテンションは右肩上がりである。後部に陣取ったクイーン、健太らは、佐野を過ぎれば厄除けがどうのこうの、宇都宮を過ぎれば如何に自分が餃子通かを自慢し合い、側から聞いていても中々面白い。


 車内前方の真面目軍団はそれを聞いて腹を抱えて笑っている。そう言えば蓮田SAまでは後ろに座っていた先生は前方に席を移し、真面目軍団と楽しそうに笑っている。


 遠足、修学旅行でのバス移動の際、教師は最前方に座する。先生の横や後ろの席は罰ゲーム的な位置付けだ。先生も現役の頃はそうであった。でも今は生徒と交じって本当に楽しそうにされている。


 本当は、昔もこんな風にしたかったのではないだろうか。先生と生徒という関係は日本においては上下関係の根底となるものであり、絶対的なものである。先生と生徒、先輩と後輩。世界的に見ても日本ほどこの線引きが太く強い国は少ない。



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