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King & Queen   作者: 悠鬼由宇
第11章
352/783

滅多斬殺 その2


 先生が俺らの肩を抱きながら大声で言う。あれ? ちょっと酒臭い?


「あんな真っ直ぐな奴らはいない。あんな仲間思いの奴らはいない。根はホントにいい奴らなんだよ。軍司も健太とは仲良かったろうが?」


「まあ、そうですかね…」


「秋本も、あの頃アイツらに嫌なことされた事、なかったろ? 見た目で人を計っちゃいけねえ。な」


「そうですね。なんだかんだ言っても生徒会の決めた事は少しは守っていましたよね」



 確かに。アイツらは最近の中高生に蔓延る『虐め』とか『シカト』『仲間外し』などは絶対にしなかった。ちょっと気に食わないからと集団で無視したり、教科書やノートに落書きしたりしなかった。今の社会に比べ、人と違うことに対して許容範囲が広かった気がする。出る杭が打たれずらい社会だった気がする。



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