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King & Queen   作者: 悠鬼由宇
第11章
353/824

滅多斬殺 その3


 子供の本質は変わらなくても、社会が変容してしまえばその行動原理は大きく変わっていく。今の社会は人と違うことに対して昔より過敏になっており、少しでも集団にとって異質なものを全力で排除する傾向がある気がする。


 昔は違った。人と違うことをするのが格好良かった。だから奴らは決められた制服でなく、長ラン、短ラン、ドカンにボンタンだったのだ。バイクを改造しナンバーを外し、ルールを無視して街を走り回っていたのだ。


 それが倫理的に良い悪いは別にして、昔の彼らは真の意味で他者を認め他者に寛容だったのかも知れない、そして本物の自己主張をしていたのかも知れない。



「そう。だから、アイツらは幾つになってもアイツらなのさ。大目に見てやれや」


 俺は遠くを指差しながら、


「…… 先生、あれも大目に見ます?」


 先生は真っ青な顔になり、


「ん…? あれは… マズイ…」



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