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滅多斬殺 その1
「幾つになっても、生徒会長だね。金光くんは」
副会長だった秋本さんが、可笑しそうに言う。俺は呆れ顔で、
「五十過ぎであの幼さ… こんな旅行、企画しなきゃよかった…」
「金光くんだから出来たんだよ。なんだかんだ言って、あの人達すごく嬉しそうだし」
「何だかな… そっちは楽しんでいるか?」
秋本さんは吹き出しながら、
「もう笑って笑って〜 お笑い番組より遥かに面白くて、あの人達」
「そっか。なら良かった」
彼女が楽しんでいるなら、それでよし。俺は何度も頷くと、
「うん。あの頃はただ『怖い人達』と思って、避けてたんだけどね、」
「そりゃ誰でも避けるわ」
「でも、あの頃ももっと彼らにちゃんと向き合っていたら、」
「え?」
遠い遠い過去を惜しむ表情で、
「もっと楽しかったのかもね」
俺は首を傾げながら、
「…そうか?」
後ろからドシドシと足音が近寄ってくる。
「その通りだ、秋本、軍司!」




