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King & Queen   作者: 悠鬼由宇
第11章
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滅多斬殺 その1


「幾つになっても、生徒会長だね。金光くんは」

 

 副会長だった秋本さんが、可笑しそうに言う。俺は呆れ顔で、


「五十過ぎであの幼さ… こんな旅行、企画しなきゃよかった…」


「金光くんだから出来たんだよ。なんだかんだ言って、あの人達すごく嬉しそうだし」


「何だかな… そっちは楽しんでいるか?」


 秋本さんは吹き出しながら、


「もう笑って笑って〜 お笑い番組より遥かに面白くて、あの人達」


「そっか。なら良かった」


 彼女が楽しんでいるなら、それでよし。俺は何度も頷くと、


「うん。あの頃はただ『怖い人達』と思って、避けてたんだけどね、」


「そりゃ誰でも避けるわ」


「でも、あの頃ももっと彼らにちゃんと向き合っていたら、」


「え?」


 遠い遠い過去を惜しむ表情で、


「もっと楽しかったのかもね」


 俺は首を傾げながら、


「…そうか?」


 後ろからドシドシと足音が近寄ってくる。


「その通りだ、秋本、軍司!」




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