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唯我独尊 その8
スマホの充電がヤバい、とかでカラオケ大会、いやクイーン歌謡ショーが終わった頃、渋滞は少し緩和し低速だが流れ始めている。
車内はクイーンの歌声の余韻による静寂から復活し、益々喧しさを増している。頻繁に席替えが行われており、前方に固めておいた真面目軍団と後方の不良軍団が、それぞれ席を変えてワイワイ騒いでいるようだ。
もう俺は諦めて一人目蓋を閉じる。それにしても、意外に仲良くやってくれているのがちょっと想定外だ。結構キッチリと不良組、真面目組で分かれるかと思っていたのだが、そんなことはなく、互いに胸襟を開き合って話し込んで笑い合っている姿は、あの頃には全く見られないものだった。
これはどっちがどっちなのだろう。不良組が真面目組を受け入れているのか、真面目組が不良組を怖がらずに寄り添っているのか。ちょっと先生に聞いてみようと思ったその刹那。




