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King & Queen   作者: 悠鬼由宇
第11章
347/745

唯我独尊 その6


 首都高速から東北自動車道に入ると、お盆の帰省渋滞に掴まる。渋滞を見越してスケジューリングしたのだが、クイーンの衣服問題により予定よりも遅延しており、それをどこかで解消しなければ、と考えていると、



「よーし、80年縛りだぞコラ!」


 突如バスの後方から大音量の音楽が流れ始め、あっという間にカラオケ大会が始まる。俺は後ろを睨め付けるも、あるデジャブを感じる… ああそう言えばあの時もバスの中で皆で色々歌ったな… あの頃もバスの中で歌ってはならない、とはしおりになかったな。



 しばらく放置していると、次々に懐かしいあの頃のメロディーが車内を満たしていく。気がつくと俺も口ずさんでいるし。それにしても、アイツら歌下手くそ…


 すると、どうやらクイーンの順番となったらしく、盛り上がりは最高潮に達する。


 歌は当時のトップアイドルの、私の涙は飾りじゃないんだぞコラ、的な曲だ。アップテンポなイントロから皆は手拍子と声援を送る。送っていたのだがー



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