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King & Queen   作者: 悠鬼由宇
第11章
344/693

唯我独尊 その3


 脳の血管が半分ほどブチ切れる音がする。もう我慢の限界だぁ!


「その格好でぇ、普通なら一人5万以上はするホテルにぃ、入れると思ってんのかぁーーー!」



 通りの反対側を歩く犬の散歩をしている老人が凍りついている。自分でもビックリするほどの大声でコイツらを怒鳴っている俺。何してんだ、俺もコイツらも…



 先生はニコニコしながら俺らに近づき、


「『三つ子の魂百まで』だな、金光。変わらねえな、お前も。うんうん」


「先生ー 何涙ぐんでるんですかっ おい島田光子っ すぐに着替えてこいっ」


「ったくウッセーなー。この特攻服の何が…」


「オマエらも… 何だその格好は… 先生、『しまむら』にでも寄って行きましょう」


「ハハハ… ま、まあいいんじゃないか… もういい大人なんだし…」



 先生は俺の耳元で囁く。


「軍司。しおりに服装も指定しておくべきだったな…」


「…でした。しくじりました…」



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