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唯我独尊 その3
脳の血管が半分ほどブチ切れる音がする。もう我慢の限界だぁ!
「その格好でぇ、普通なら一人5万以上はするホテルにぃ、入れると思ってんのかぁーーー!」
通りの反対側を歩く犬の散歩をしている老人が凍りついている。自分でもビックリするほどの大声でコイツらを怒鳴っている俺。何してんだ、俺もコイツらも…
先生はニコニコしながら俺らに近づき、
「『三つ子の魂百まで』だな、金光。変わらねえな、お前も。うんうん」
「先生ー 何涙ぐんでるんですかっ おい島田光子っ すぐに着替えてこいっ」
「ったくウッセーなー。この特攻服の何が…」
「オマエらも… 何だその格好は… 先生、『しまむら』にでも寄って行きましょう」
「ハハハ… ま、まあいいんじゃないか… もういい大人なんだし…」
先生は俺の耳元で囁く。
「軍司。しおりに服装も指定しておくべきだったな…」
「…でした。しくじりました…」




