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King & Queen   作者: 悠鬼由宇
第11章
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唯我独尊 その1


 三つ子の魂百まで。


 修学旅行の当日、朝九時。母校の正門前で咄嗟に心に浮かんだ言葉だ。



 八月十三日。雲一つない真っ青な空の下。既に気温は29度、今日も猛暑日が予想される東京都江東区。汗を拭いながら母校、深川西中学校の正門前に辿り着いた俺の目に入ってきた光景―


 タバコを咥え、うんこ座りをしている不良中学生… もとい、不良中年男女の群れ。と、楽しげに語らっている彼らとは真逆の真っ当なミドル世代諸氏。


 葵世代の言語に『ギャップ萌え』と言うのがあるそうだが、今俺は『ギャップギレ』と言う新言語を創造してしまう。公共施設の前で堂々と群れている集団に近づき、


「おいクイーン。それは何の真似だ?」


 相当古そうだが、真っ白な服をまとったクイーンを睨め付ける。


「いやー オマエが白が似合うっつうからよお、どうよ?」


 俺は脳内の血管がぶちぶち切れていく音を聞きながら、


「確かに、白のサマーセーター、ワンピースなどは似合っている。大好きだ」


 クイーンは顔を真っ赤にし、


「ちょ、オマ、照れんだろがー」


「ヒューヒュー」


「熱いぞー、ふーふー」



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