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唯我独尊 その1
三つ子の魂百まで。
修学旅行の当日、朝九時。母校の正門前で咄嗟に心に浮かんだ言葉だ。
八月十三日。雲一つない真っ青な空の下。既に気温は29度、今日も猛暑日が予想される東京都江東区。汗を拭いながら母校、深川西中学校の正門前に辿り着いた俺の目に入ってきた光景―
タバコを咥え、うんこ座りをしている不良中学生… もとい、不良中年男女の群れ。と、楽しげに語らっている彼らとは真逆の真っ当なミドル世代諸氏。
葵世代の言語に『ギャップ萌え』と言うのがあるそうだが、今俺は『ギャップギレ』と言う新言語を創造してしまう。公共施設の前で堂々と群れている集団に近づき、
「おいクイーン。それは何の真似だ?」
相当古そうだが、真っ白な服をまとったクイーンを睨め付ける。
「いやー オマエが白が似合うっつうからよお、どうよ?」
俺は脳内の血管がぶちぶち切れていく音を聞きながら、
「確かに、白のサマーセーター、ワンピースなどは似合っている。大好きだ」
クイーンは顔を真っ赤にし、
「ちょ、オマ、照れんだろがー」
「ヒューヒュー」
「熱いぞー、ふーふー」




