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King & Queen   作者: 悠鬼由宇
第10章
334/550

全国制覇 その1


「という事で、参加者を取りまとめたいんだけど。どんな感じかな?」


『居酒屋 しまだ』に修学旅行の幹事役の面々を集め、話を進めていく。厨房の奥からクイーンが目をキラキラさせながらこちらを伺っているのが、何故か愛おしい。


「ウチらは今んとこ七、八人くらいかなあ、多分」


「俺らは六、七人かあ、結構ヒマしてるみてーでよ」


「そっか。バスケ部と生徒会合わせて、十人くらいか。そうすると二十五人前後くらいかな」


「おおお、結構な人数じゃん。スゲースゲー」


「バス一台で行けそうだな。そっちは手配しておく(俺の部下が)」


「おおおおお、な、なんか本物の旅行業者っぽいな、オマエ!」


 俺は健太を軽く睨みつけ


「いや、ホンモノですから…」


「懐かしいなあ、軍司はこんな感じだったわ、あの頃。部活でも生徒会でもグイグイみんなを引っ張ってってさあ」


「そーか?」


「あの頃はマジウザくて目障りだったけど」


「おいっ…」


「社会で成功する奴って、こうでなきゃダメなんだろーな」


「そーだな。無駄に熱いヤツ」


「そんな事ないよな、忍ちゃん…」


「いや、クソ熱くって面倒っす」


「酷いな」


 俺はジョッキのビールを一気に飲み干す。



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