表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
King & Queen   作者: 悠鬼由宇
第10章
333/365

夜咲狂暴 その5


「すみませんね、専務。プライベートでお楽しみの予定なのに…」


 若社長がやや申し訳なさそうに頭を下げてくれる。


「彼の『当社独占』に惹かれました。初めてじゃないですか、ウチが発信源って?」


「この路線では初めてです。専務、期待しちゃっていいですか?」


 鳥羽が目をキラキラさせて俺を覗き込む。


「ま、何とかやってみますよ。少しはこの会社、儲けさせなきゃ」


「それは是非!」


 深々と頭を下げられてしまう。



 この会社はやり方次第で必ず大きくなる。俺の銀行時代の経験から診て、淡い期待感を否めない。三年前の支店長の俺なら、そこそこ融資していただろう。


 社長室を出て自分のデスクに戻り、スマホメールをチェックすると、泉さんから連絡が来ていた。早速アンバサダーグループにアクセスしてくれたようだ。仕事の早い男である。


 メールによると、一週間前までには大まかな人数を決めて欲しい、料金は二食付いて一人5000円でどうだろうか、とのこと。また、宿泊後にレポートを提出して欲しいらしい。


 俺は全て了承した、よろしく頼むと認め、返信ボタンをタップする。



 俺たちの五十代の修学旅行が動き出した。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ