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承認 その3
「ただいまー おばあちゃん」
ガラガラとドアを開けて若者が暖簾をくぐって店に入って来る。
何故に居酒屋に高校生? その場違い感に面食らいながら、その青年をじっくりと観察してみる。
一目で分かる知的な面立ちにこの街らしからぬ爽やかな笑顔。姿勢正しく若者の手本のような学ランが良く似合う好青年だ。
え? 学ラン… あれ、この顔どこかで…
まさか……
さっきの、あの倒れた男性を救った高校生!
何という奇跡、何と言う偶然…
俺は思わず立ち上がり、先程のお礼を言おうとその青年の顔をまじまじと眺める。
ん? ちょいと待ていぃ…
今、この青年、「おばあちゃん」と言って入ってこなかったか?
あれ? えええ?




