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King & Queen   作者: 悠鬼由宇
第1章
33/341

承認 その3


「ただいまー おばあちゃん」


 ガラガラとドアを開けて若者が暖簾をくぐって店に入って来る。


 何故に居酒屋に高校生? その場違い感に面食らいながら、その青年をじっくりと観察してみる。


 一目で分かる知的な面立ちにこの街らしからぬ爽やかな笑顔。姿勢正しく若者の手本のような学ランが良く似合う好青年だ。



 え? 学ラン… あれ、この顔どこかで…


 まさか……


 さっきの、あの倒れた男性を救った高校生!


 何という奇跡、何と言う偶然…



 俺は思わず立ち上がり、先程のお礼を言おうとその青年の顔をまじまじと眺める。


 ん? ちょいと待ていぃ…


 今、この青年、「おばあちゃん」と言って入ってこなかったか? 


 あれ? えええ?



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