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喧嘩上等 その6
「そっか。そーいえば、忍ちゃんとクイーンって、どうやって知り合ったの?」
忍はポッカーンとした顔で、
「へ? 話してなかったっけ? レディース一緒だったんすよ」
女子限定暴走族、な。こないだ教わったよな。
「ああ、あの、何つったっけ?」
ちょっとイキリながら、
「深川メデューサ。今でも続いている老舗の名門中の名門っす」
は? 暴走族に老舗だの名門…… まあ、指定暴力団みたいなもんか。
ふと横から、猛烈にググっている山本くんが口を挟む。
「知れば知るほど… 恐ろしい女ですよ。何ですかこの事件、『お台場の乱』って…」
何じゃそれ? お台場の乱? 戦さなのか? まあ女子の暴走族同士のちょっとした睨み合いか、精々ビンタの応酬程度の騒動だったのだろう、と勝手に想像していると。
忍が懐かしげな表情でポツリと呟いた。
「それそれ。その事件以来っすかねえ、アタシと姐さんの付き合いは……」




