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King & Queen   作者: 悠鬼由宇
第1章
31/341

承認 その1


 冷たい生ビールをこれほど旨く感じたことがあっただろうか。喉を通り過ぎるビールの快楽に身悶えていると、


「いやー、お前大変だったなあ。てか、よく見つけてきたなADE」


「まあ、AEDな」


 それな、と笑いながら健太も一気に生を喉に流し込む。


「それより健太。俺ら何でここいるんだよ?」


 健太は馬鹿言うなという顔つきで、


「ちっちぇ事言うなや。そりゃお前、人の命助けたご苦労様会開くにゃ、ここだろが!」


 俺は不貞腐れながら、


「いや分からんし分かりたくないわ。それに俺、」


 俺は店内を見回し、この店のオーナーを怯えながら眺めつつ、


「本当は出禁なんだろ?」


 と小声で囁くと、


「はぁー、クイーンがそんなちっちぇ男の訳ねーだろが!」


 台布巾が健太の顔をヒットする


「オ・ン・ナ、な」


「お、おう、そうだ、女な!」


 この店のオーナーが何故か素晴らしいドヤ顔で俺たちを睥睨する。



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