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狂喜乱舞 その6
その横顔をそっと眺める。何故あの頃― 中学生の頃、俺はコイツを女子として意識しなかったのだろう。奴らの言う通り、これほど超絶美少女だったコイツを、どうして俺は一人の女子として眺めなかったのだろう。どうして不良だから、と一括りにしてその存在を否定してしまったのだろう。
写真の顔と今の横顔を比べる。どちらもあどけない顔をしている。
コイツは昔から何も変わっていない。変わってしまったのは俺の方だ。俺ら周りの奴らなんだ。
今回俺が企画する大人の修学旅行とやらで、変わってしまった俺らが昔に戻れるだろうか。
そして、あの頃に戻った俺たちに、俺に彼女はなんと言うのだろうか…
この旅行はひょっとしたら俺とクイーンの今後に、多大な影響を及ぼす旅となるかも知れない、それが良い方向なのか悪い方向なのか今は分からないが。
俺が今まで毛嫌いしてきた旅行。それが運命を左右する程の効果と言うか威力があるとは今まで想像すらしたことがない。
安らかな寝息を立てているクイーンを眺めながら、この旅行は必ず大成功させねばならない、そう決意しジョッキの残りをグッと飲み干した。




